マンションリフォームをするときの3つの注意点
リフォームと言えば、「古い一軒家」というイメージが強いですが、マンションのリフォームを考えている方は多く、実際にもマンションのリフォームを行った方はたくさんいらっしゃるのです。
マンションでも気軽に別の空間に生まれ変わることができるので生活状況に合わせてリフォームすることができるでしょう。
しかし、マンションをリフォームする場合、いくつか注意点を知っておかなければなりません。
もっとも知っておいてほしい注意点を3つ挙げていきます。
これからマンションをリフォームしようか考えている方はぜひチェックしてください。
共有部分と専有部分との違い
マンションは建物の中にいくつもの部屋が入っています。
リフォームをする際は部屋に住んでいる人が自由にリフォームすることができる部分、「専有部分」のみとなっています。
共有部分はマンションに住んでいる人たち全員の所有物となるため個人の意思で勝手にリフォームすることはできませんので注意してください。
共有部分としてみなされるのは外の廊下や屋根、外壁、階段です。
共有部分は外壁の内側にある玄関ドアからバルコニー手前までのスペースとなっています。
共有部分は個人遺産としてみなされるので自由にリフォームをすることができます。
マンションのリフォームには個人資産と個人資産ではない全員のものに分けられる「専有部分」「共有部分」の2つがあることを把握しておかなければなりません。
共有部分をリフォームすることは絶対に不可能です。
間取りの変更をする際の注意点
専有部分でも壁を取っ払って、部屋を広くするというような間取りの変更ができない場合があります。
マンションの構造によって間取りが変更できるかできないか変わってくるので予め自分たちで確認しておかなければなりません。
自由に間取りが変更できるマンションの構造はラーメン構造と呼ばれるつくりです。
主にマンションの柱とその柱をつなぐための梁でつくられているので専有部分の壁を壊しても問題はありません。
比較的自由に間取りを変更することができるのではないのでしょうか。
ただし、もうひとつの構造である壁式構造は壁自体が建物を支える構造となっているため、勝手に間取りを変更することができないのです。
できたとしても一部分に限られてしまったりと制限がかかってしまいます。
間取りを変更する際は自分たちが住んでいるマンションがどのような構造になっているのか必ず確認してください。
水まわりとフローリング
洗面所・キッチン・お風呂場・トイレと水まわりのリフォームもマンションの場合は制限されてしまうことになるので注意してください。
上の階との配水管の位置や換気できるところなどと移動する距離が決められてしまいます。
今ある位置よりから遠くに離れたところにもっていくことはできないでしょう。
せめて近場、または全体的に古いものから新しいものに変えることはできます。
水まわりをリフォームする場合はリフォーム会社と話し合って進めていくことが大切です。
また、フローリング(床)をリフォームする場合、管理規約についてマンションの管理人と確認をとらなければなりません。
絶対に守るべきことは守ってリフォームをしないと罰金が課せられることになります。
まとめ
マンションをリフォームする際の注意点として「マンションの構造」「間取りの変更」「水まわりとフローリング」の3点について説明しました。
これらの注意点はもちろんですが、マンションの管理人・責任者やリフォーム会社としっかり話し合うことも大事ということも忘れてはいけません。