ディスプレイのリサイクルをしたい人!おすすめの方法を詳しく解説!

「ディスプレイを処分したいけどどうしたらいいのだろう」などと、お悩みの人もいるのではないでしょうか。不要になったディスプレイは、どんな方法で処分するべきか、いざとなるとよくわからないものですよね。そこで、今回は、ディスプレイのリサイクルをしたい人のために、おすすめの方法を詳しく解説します。

この記事を読むことで、ディスプレイのリサイクルに関する知識が身に付き、適切な方法で処分できるようになります。お得な処分方法もわかるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

1.ディスプレイのリサイクルについて

最初に、ディスプレイのリサイクルの基本を学びましょう。資源有効利用促進法についての知識やリサイクルのメリットも解説します。

1-1.ディスプレイとは

ディスプレイとは、画面に映像を映し出すための表示装置のことです。ディスプレイの種類には、CRT・プラズマ・液晶などがあります。表示色も、モノクロとカラーに分けることができ、最近では、より鮮やかな映像表現を可能にしたものも人気です。パソコンなどのデジタルデータやテレビ放送などは、ディスプレイのおかげで認識ができていることを忘れてはいけません。

1-2.資源有効利用促進法について

資源有効利用促進法とは、2001年4月に施行となったリサイクルに関連する法律です。目的は、製品の回収(リサイクル)・廃棄物の発生の抑制(リデュース)・部品の再利用(リユース)となります。対象品目のメーカーは、自社製品に限り責任を持って対応する義務を負っているのです。ディスプレイも指定品目となり、法律によって一般ゴミとして出すことを禁止しています。

1-3.ディスプレイをリサイクルするメリット

ディスプレイをリサイクルするメリットは、主に以下となります。

  • 中古品として再活用できる
  • 分解して資源別にリサイクルできる
  • 同じ機種の修理用パーツを取ることができる

2.ディスプレイのリサイクル方法

ディスプレイのリサイクル方法を詳しく学びましょう。メーカー・販売店・回収業者・自治体など、依頼先別に具体的な方法とメリット・デメリットを解説します。

2-1.メーカーでの回収について

メーカーにディスプレイの回収を依頼する場合は、最初に回収受付窓口に連絡しましょう。回収方法や日時の連絡があるので、指示に従って処分してください。PCリサイクルマークのあるディスプレイは回収料金を支払う必要はありません。ない場合では、基本的には以下の金額が目安となります。

  • 液晶ディスプレイ:3,240円(税込み)
  • CRTディスプレイ:4,320円(税込み)

2-2.販売店での回収について

ディスプレイは、販売店に回収してもらう方法もあります。販売店では、新規購入を条件にして、不要になったディスプレイを買い取り・下取りしてくれる場合もあるのでチェックしてみましょう。なお、販売店での買い取り・下取りは、すべてのディスプレイが対象とは限りません。場合によっては、メーカー・機種の指定があるので気を付けてください。販売店の店頭に持ち込むか、もしくは新規購入時の配達と同時に回収してもらいましょう。回収費用は、新規購入者向けのサービスとして無料になることもあります。

2-3.回収業者に引き取りを依頼する方法もある

ディスプレイのリサイクルは、回収業者に引き取り依頼する方法こともできます。各業者のお問い合わせ窓口に連絡をし、回収の見積もり依頼を出しましょう。希望日時・場所の通知を忘れないようにしてください。すると、業者から見積もりが届くので、内容を確認し問題なければ契約しましょう。ディスプレイ1台に付き、目安として数千円程度の料金がかかります。

2-4.ディスプレイは自治体で回収している?

ディスプレイの回収は、自治体によって対応が異なり、メーカーへの依頼をすすめている場合が多くなります。詳しくは、自治体のホームページなどで確認してください。

3.リサイクル業者の選び方について

ディスプレイのリサイクルで安心するためにも、信頼できる業者を選ぶことも大切です。選び方のコツやメリット・デメリットなど、詳しく解説しましょう。

3-1.リサイクル業者の選び方を解説!

ディスプレイのリサイクルは、信頼できる業者に依頼しましょう。たとえば、以下のポイントに沿ってチェックしてみてください。

  1. ディスプレイのリサイクルを積極的に行っている
  2. 状態のいいものは買い取りもしている
  3. 見積もり・相談だけなら無料
  4. 回収費用がリーズナブル
  5. 指定日時・場所での回収が可能
  6. 顧客からの評判がいい
  7. 古物商許可・産業廃棄物収集運搬許可を得ている

3-2.リサイクル業者に依頼するメリット・デメリット

ディスプレイの処分をリサイクル業者に依頼した場合は、以下のメリット・デメリットがあります。

3-2-1.メリット

  • 希望の回収日時・場所が指定できる
  • 自分で運ぶ必要がない
  • 故障していても回収してもらえる
  • 中古品としての価値があるものは買い取り対象になる場合がある

3-2-2.デメリット

  • 回収費用がかかる
  • ディスプレイ1台だけだと割高になることもある

3-3.ディスプレイ内部のデータについて

ディスプレイの中には、内部データが残っていることがあります。大切な個人情報ですから、すべて消去してからリサイクルを依頼しましょう。データ消去の方法は、ディスプレイの使用説明書に載っているはずです。または、メーカーのホームページなどを参考にしてください。内部データを残したまま業者に渡ってしまうと再販後に情報流出の恐れがあります。

3-4.リサイクル業者の選び方に関する注意点

リサイクル業者を選ぶときには、悪徳業者に注意してください。中には、古物商許可・産業廃棄物収集運搬許可などの免許を持たずに「違法営業」している業者もいるのです。また、法外な回収費用を請求する・回収依頼していないものまで無理やり買い取るなどのトラブルも多発しています。信頼できる業者を選ぶことは、ディスプレイの処分で最も重要なポイントです。いい加減に選ぶと痛い目に遭うので気を付けましょう。

4.ディスプレイのリサイクルに関するよくある質問

最後に、ディスプレイのリサイクルに関するよくある質問に回答します。それぞれ、しっかり目をとおしておきましょう。

4-1.壊れたディスプレイでもリサイクルできるのですか?

壊れたディスプレイであっても、業者で分解して資源ごとにリサイクルできるので問題ありません。物理的に割れ・欠けがあるものでも、資源リサイクルに回しましょう。なお、画面が割れている場合は、収集する人がケガをしないようにガムテープなどで覆い、「割れ部分に注意」と書いた紙を貼っておくと親切です。

4-2.高層マンションの部屋から回収してもらうときの注意点は?

高層マンションからの回収依頼の場合、不用品回収業者では追加料金を伴う場合があります。追加料金がかかる業者に依頼した場合、ディプレイ1台だけの依頼なら階下まで自分で運ぶのもひとつの方法です。ただし、ディスプレイは重さ・大きさがあるので、運ぶときにケガや腰痛などに注意してください。台車を使うと楽に運ぶことができて便利です。

4-3.回収したディスプレイをきちんと処分するか心配なのですが?

自治体・メーカー・信頼できる販売店や不用品業者なら、安心して依頼してください。問題は、悪徳業者です。素性(すじょう)のわからない業者に処分を依頼すると、山林などにそのまま不法廃棄してしまう場合があります。きちんと処分してもらうためにも、依頼先は慎重に選びましょう。

4-4.複数台のディスプレイを処分するのにお得な方法は?

通常、ディスプレイは1台ごとに手続きが必要で、リサイクル料金もかさみます。しかし、不用品回収業者に依頼すると、1回の手続きで済むので楽です。親切な業者は、最安になるプランを提示してくれるので相談してみてください。また、中古品としての価値がある場合は、買い取りしてくれることもあるのでお得です。

4-5.ディスプレイのほかにも処分したい家電があるのですが?

処分したいものの一覧を作り、業者に見積もりをもらいましょう。ひとつずつ処分するよりも、料金がお得です。また、家電でもまだ使用価値があるものは、中古品としての再販を目的に買い取ってもらえることもあります。ディスプレイの回収費用と相殺できて、安く済むので上手(じょうず)に利用しましょう。

まとめ

今回は、ディスプレイのリサイクルについて、料金を含め、詳しく解説しました。ディスプレイには、貴重な資源が多く使われています。まだ使用できるものは中古品として、また、故障しているものは資源リサイクルに回すことができるような方法を選びましょう。たとえば、不用品回収業者に依頼すれば、買い取り可能な場合は回収費用がかからず、さらに数百円~数千円程度の買取代金が手に入ってお得です。故障している場合でも、指定日時・場所にて回収してもらえるので、楽で便利と言えます。いい機会と考え、ディスプレイに限らず、家の中の不用品を同時に処分してしまいましょう。