万年筆は買取に出せる? 買取先や買取可能な万年筆の特徴を紹介

「万年筆が不要になったが、まだ十分使えるので捨てるのはもったいない」と思っている人はいませんか? 万年筆は、中古でも一定の需要があります。長年大事に使ってきた高価な万年筆ならば、買取してもらえるかもしれません。また、万年筆を高価買取してもらうには、いくつかのポイントがあります。

そこで今回は、万年筆を買取してもらう方法や高価買取してもらうコツを紹介しましょう。

  1. 万年筆の中古市場や買取事情について
  2. 万年筆の買取方法
  3. 万年筆の買取に関するよくある質問

この記事を読めば、買取可能な万年筆の特徴もよく分かります。万年筆を売却したい人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.万年筆の中古市場や買取事情について

はじめに、万年筆の中古市場についてや買取可能な万年筆の特徴を紹介します。

1-1.万年筆の中古市場とは?

万年筆を製造・販売しているメーカーはたくさんあり、値段にも幅があります。数百円のものもあれば、10万円を超えるものも珍しくありません。そのため、「高価な万年筆が欲しいが新品は手が出ないので、中古品を探している」という人も多いでしょう。また、メーカーによっては、創業記念などの節目に特別仕様の万年筆を限定販売することもあります。そのような製品も、中古市場で人気です。

1-2.買取可能な万年筆の特徴や高値買取のコツ

買取可能な万年筆の特徴は、以下のようなものです。

  • ペリカン・パイロットなど有名メーカーのもの
  • 1万円以上の高価な万年筆
  • 限定生産品など付加価値のあるもの

状態がよい万年筆ならば元値の3~4割程度の値段で買い取られるものもあるでしょう。なお、売却する場合は箱や保証書など付属品をそろえ、キレイな状態で査定してもらうと高値がつきやすくなります。

1-3.買取が難しい万年筆とは?

劣化が激しい万年筆や無名メーカーの万年筆、さらに元値が安価な万年筆は買取が難しいケースが多いでしょう。しかし、買取の条件はショップによって異なります。ですから、迷ったら一度査定に出してみてください。

1-4.万年筆を買取してくれる場所とは?

万年筆は、一部のリサイクルショップや中古の万年筆を専門に売買するショップなどで買取してくれます。インターネットで検索すれば、最寄りの買取可能なショップが見つかるでしょう。現在は、宅配買取を行っているショップも多く、日本全国から利用できます。また、ネットオークションなどを利用すれば自分で買い手を探すことも可能です。

2.万年筆の買取方法

この項では、万年筆の買取方法を紹介します。

2-1.買取方法の種類とメリット・デメリット

ここでは、万年筆の買取方法とそれぞれのメリット・デメリットを紹介します。

2-1-1.対面買い取り

対面買い取りとは、直接万年筆をショップに持ち込んで査定と買取をしてもらう方法です。査定額が早く出るうえ、交渉もできます。しかし、買取できるショップまで出向く手間がかかるのがデメリットです。

2-1-2.宅配買取

宅配便で万年筆をショップに送り、査定・買取をしてもらう方法です。ショップによっては「買取が成立しなかった場合、万年筆を返却する送料も無料」というところもあります。ただし、信用できるショップに依頼しないとトラブルになる可能性もあるでしょう。また、郵送する際は途中で万年筆が破損しないようにこん包を工夫することが大切です。

2-1-3.出張買取

ショップによっては、従業員が査定・買取希望をする人の家まで出向いて査定や買取を行う出張買取を実施しています。理由があって家を長く開けることができない場合や、万年筆がたくさんあって宅配買取や持ち込み買取が難しい場合は、利用してみましょう。ただし、実施している店舗は限られています。

2-2.自分で買取先を探す方法

前述したようにネットオークションやフリマサイトを利用すれば、自分で買い手を探せます。また、ショップで買取不可な万年筆でも買い手がつくこともあるでしょう。その一方で、安価な値段でしか買い手がつかないこともあります。さらにこん包や発送の手間がかかるので、時間に余裕があるときに利用しましょう。出品する際は、メーカーや型番・使用頻度・状態を記載し、写真も添付すれば買い手がつきやすくなります。「これ以上の値段でないと売却しない」と思っている場合は、最低落札価格を決めておきましょう。

3.万年筆の買取に関するよくある質問

この項では、万年筆の買取に関するよくある質問を紹介します。

Q.名もないメーカーの万年筆は売却が難しいでしょうか?
A.はい。状態がよくても高値買取が難しいこともあります。

Q.万年筆を修繕に出していた場合、買取は難しいでしょうか?
A.状態によります。修繕箇所が目立たない場合は査定額に影響しないこともあるでしょう。

Q.万年筆は、製造からどのくらいたったものまでなら買取してもらえますか?
A.保管状態がよければ、古いものでも大丈夫です。

Q.外国のメーカーと日本のメーカーの万年筆ならば、どちらが高値で買い取ってもらえますか?
A.どちらのメーカーも一定数のファンがいるので、差はほとんどありません。元値が高く状態がよいものほど高値がつきやすいでしょう。

Q.しばらく使っていない万年筆でも売却できますか?
A.はい。保管状態がよいなら大丈夫です。

まとめ

今回は万年筆を買取してもらう方法や中古市場などについて解説しました。現在は万年筆を使う機会も少なくなりましたが、愛好している人はたくさんいます。まだ使える万年筆が不要になった場合、買取してもらえばまだまだ愛好家につかってもらえる可能性があるでしょう。