トイレブラシの正しい使い方は? 保管方法や選び方も詳しく教えます!
トイレは、常に掃除をしてキレイにしておきたいですよね。さて、「トイレブラシをより効果的に使う方法はないか」「使った後のトイレブラシはどうすればいいのか」などと、お考えではないでしょうか。普段からトイレブラシを使っていても、正しく使用したり保管したりする方法はよく知らないものです。そこで、今回は、トイレブラシの正しい使い方や保管方法などについて詳しく解説します。
この記事を読むことで、トイレブラシの使い方や保管方法などがよく分かり、今までより活用できるようになります。まずは、記事をじっくり読んでみてください。
1.トイレブラシとはどんなもの?
トイレブラシとは、便器を洗うときに使用するブラシです。どのようなものがあるのか? 選び方などを見ていきましょう。
1-1.トイレブラシの種類
以下のようなものがあります。
- スポンジタイプ:先端がスポンジ素材や不織布で、便器を傷つけにくい
- ブラシタイプ:こびりついた汚れ落としに最適で、水切れもよい
トイレブラシは繰り返し使うことが前提であり、専用の収納ケースとセットになっているものが多くなります。
1-2.トイレブラシの選び方
トイレブラシを選ぶときは、以下のポイントをチェックしましょう。
- 形状:先端が曲がっていて、毛先が短めのものが使いやすい
- 便器の種類に合っているか:防汚コーティングがされている便器にブラシタイプは不可
- 価格:買い替えしやすい手頃な価格が理想的
- そのほか:柄の長さ・ケースの収納しやすさ・除菌コーティングの有無など
1-3.使い捨て可能なトイレブラシもある
トイレブラシには、使い捨て可能なタイプもあります。先端部分が取り換えできるようになっており、便器を掃除した後はそのまま水に流すことができるものです。手に触れずに始末できる点で、人気が高まっています。ただし、水量の少ないトイレで流すと詰まる原因になることがあるので注意しましょう。集合住宅などで、十分な水量がない場合は、流さずに処分することをおすすめします。
2.トイレブラシの使い方のコツ
トイレブラシの使い方について、コツや注意点を解説します。
2-1.普段のトイレブラシの使い方
トイレブラシを使うときは、便器の上から下に向かって使うと無駄がありません。たとえば、以下のような順番で使うといいでしょう。
- 1回水を流して便器をぬらす
- 便器の汚れが気になる部分に洗剤をかける
- トイレブラシの先端で便器のフチの汚れをこする
- トイレブラシの平らな部分で便器の広い面の汚れをこする
- 最後に水がたまっている部分の汚れをこする
- 水を流して完了
トイレブラシを使うときは、必ず便器がぬれている状態にしてください。乾いたままでは、ブラシの摩擦により便器が傷つきやすくなります。
2-2.ガンコな汚れに使う方法
ガンコな汚れを掃除するときは、ブラシでこする前に汚れを落ちやすくする工夫が必要です。汚れをゆるめておけば、ガンコな汚れも軽い力で落とすことができます。
- 便器の黒ずみ:黒ずみ部分に重曹をふりかけてからクエン酸を加え、発泡させた状態で20分程度放置してからトイレブラシでこする
- 尿石:尿石がついている部分をトイレットペーパーで多い、酸性洗剤をかけて2~3分放置してからトイレブラシでこする
なお、ガンコな汚れを落としたときはトイレブラシにも汚れが多く付着します。トイレの水を流してトイレブラシに付着した汚れと洗剤成分をよく落としてから、きちんと除菌してください。
2-3.ゴシゴシこすりすぎないこと
トイレブラシを使用するときは、力任せにゴシゴシこすりすぎてはいけません。便器を傷つけ、コーティングがはがれたり素材を傷めたりする原因になります。傷ついた部分に汚れが入り込むと、掃除をしても取りづらくなり、雑菌も繁殖しやすくなるのです。トイレブラシを使うときは、無駄に力を入れないように気をつけましょう。
3.トイレブラシの保管方法
トイレブラシの保管方法について詳しく解説します。
3-1.どんな保管方法がいい?
トイレブラシを保管するときは、以下のポイントを参考にしてください。
- 汚れたままにしない:汚れていると雑菌が繁殖し、悪臭の原因になる
- 水気をよく切って乾燥させる:水分は雑菌の繁殖を促し、カビが生える原因にもなる
トイレの掃除が終わったら、トイレブラシの掃除や除菌も忘れずに行いましょう。トイレ掃除の流れとして習慣づければ、いつでも清潔なトイレブラシを維持できます。
3-2.トイレブラシの掃除・除菌方法
トイレブラシには、大腸菌などの雑菌が大量に付着するため、掃除・除菌して保管することが大切です。具体的な方法は、以下を参考にしてください。
- バケツにゴミ袋(厚手が望ましい)をかぶせる
- ゴミ袋の中に40℃程度のお湯と塩素系漂白剤(キャップ2杯程度)を入れる
- トイレブラシを中につけ、1~2時間程度放置する
- トイレブラシを取り出し水でよく流す
- トイレブラシを直射日光が当たるところでよく干して乾かす
なお、汚れが落ちにくくなったトイレブラシは寿命と考えて交換してください。
3-3.ブラシケースの汚れも注意しよう
ブラシケースの除菌もしっかり行いましょう。トイレブラシを除菌しても、ブラシケースが汚れていては意味がありません。ブラシケースと同様、定期的に消毒して除菌しておきましょう。トイレブラシを購入するときは、ブラシケースが丸洗いできるものや、抗菌コーティングが施してあるものを選ぶことをおすすめします。
4.トイレブラシの使い方に関するよくある質問
最後に、トイレブラシの使い方に関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおし、参考にしてください。
Q.トイレブラシの寿命はどのくらい?
A.2~3日に1回使用する場合、きちんとお手入れした状態で約2か月と考えてください。まだ使えると思っていても目に見えない汚れがこびりついていたり、ブラシの先端が傷んでいたりするものです。寿命を迎えたトイレブラシを使うと、汚れを落とすどころか、むしろ広げてしまったり便器に傷をつけたりする恐れがあるので注意しましょう。
Q.価格が安いトイレブラシのメリットとデメリットは?
A.メリットは、こまめに買い替えやすく、常に清潔なトイレブラシを使える点です。デメリットは、形状が単純なものが多く、使いにくいことがものがある点でしょう。価格が安いだけで購入せず、形状や素材などもしっかりチェックすることが大切です。
Q.柄が長いトイレブラシのデメリットは?
A.便器のフチなどを掃除しづらい点です。柄が長いトイレブラシは、便器の水がたまっている部分などを掃除するときに使い、フチの掃除には柄が短いものを使うようにするといいでしょう。
Q.使い捨てのトイレブラシは掃除1回につき1個使えばいい?
A.普段からこまめに掃除していれば、1個で十分に汚れを落とすことができます。ただし、長期間掃除をしなかったり汚れがひどかったりする場合は、2個以上必要なときもあるでしょう。
Q.トイレブラシの使用時に水はねが気になるのですが?
A.上下左右に大きく動かしすぎると、水はねがしやすくなるので注意してください。トイレブラシを使うときは、小刻みに動かすと汚れ落ちもよくおすすめです。また、トイレブラシを便器から取り出す前に水切りをきちんとすることで、水はねを防ぐことができます。
まとめ
今回は、トイレブラシの使い方について詳しく解説しました。トイレ掃除に欠かすことができないトイレブラシも、使い方を工夫することでより効率よく汚れを落とすことができます。力任せにゴシゴシこするのはやめ、掃除する部分に合った方法で進めていきましょう。なお、トイレブラシには大腸菌などの雑菌がたくさん付着しています。トイレ掃除が終わったら、トイレブラシも忘れずに掃除・除菌しておきましょう。日光に当ててよく乾かせば、清潔に長く使うことができます。なお、最近は、便利な使い捨てのトイレブラシも登場しているので試してみるといいでしょう。