注文住宅を建てる前に知っておくべきトラブルとは?
注文住宅に関するトラブルには事前に知っておくことで回避可能なものが数多くあります。
注文住宅トラブルを建築中と建築後の二つのカテゴリに分け、良くあるトラブルとその回避方法について紹介します。
建築中のトラブル
【工期が遅れる】
注文住宅では工期が遅れるというのは比較的に多いトラブルです。注文住宅は建売住宅と異なり契約が行われてから着工が行なわれます。様々な原因により工事が遅れてしまうというのは注文住宅には良くあることなのですが、工事完了予定日はこの遅延も考慮した工期に設定されています。
注文住宅を建てる際には契約書で工期を定めます。工期が遅れた場合には違約金や遅延金の請求などを取り決めることもできます。
住宅の受注契約によって工期遅延に関する対応も変化するので契約の際に工期について話し合っておくことがトラブル回避に繋がります。
【建築中の騒音が近隣トラブルに発展する】
建設中の騒音によるクレームというのは注文住宅の受注先の業者側の問題なのですが、近隣の住人にとっては施主側に対する不満に感じられるようです。
このようなトラブルを回避するためには建築開始が決まった時点で近隣に挨拶を行なうということが大切です。
転居後には“ご近所さん”になる近隣の住人ですから挨拶の際にはできる限り良い印象を残しておきましょう。近隣トラブルを回避するためにはコミュニケーションを深めるというのが大切なポイントです。
建築後のトラブル
【構造上の欠陥】
構造上の欠陥というのは所謂、欠陥住宅などのトラブルを指します。
構造上の問題は“施工ミス”や“手抜き工事”を原因として起こる住宅トラブルです。
欠陥住宅トラブルに関しては専門家でも判断の難しく、見極めは非常に困難なことです。“雨水の流入”、“基礎のひび割れ”など目に映る箇所であれば簡単に見極められるのですが、構造上の欠陥というのは月日と共に影響が現れるものであり“気が付いた時には既に手遅れ”というケースも少なくありません。
住宅の欠陥は完成後に修復するというのは非常に難しいことなので“欠陥住宅を造るような建築会社には依頼しない”というのが最大の回避方法です。
信頼のできる建築会社を慎重に選ぶということは、注文住宅建設では最初に行なうべき重要な判断です。
【地盤改良が行なわれていない】
住宅は土地の上に建てるものです。頑丈な家を作っても地盤が弱ければ住宅の耐久性を高めることはできません。
地盤の弱い土地に住宅を建てる場合には“地盤改良”が必要になります。地盤は住宅を建ててしまうと見えなくなってしまう場所なのでトラブル発覚が遅れるというケースがあります。
地盤改良の不備は液状化や土砂崩れなどの原因となり住宅に大きな悪影響を与えてしまいます。
地盤の改良が必要な土地に家を建てるという場合には“地盤改良の立会い”や“地盤調査”などを行なうことでトラブルを回避することができます。
注文住宅トラブルを回避方法は信頼のできる建築業者を探すこと
注文住宅トラブルに回避方法は“信頼のできる建築業者を探す”ということが大切になります。信頼のできる建築業者であれば住宅完成後にもメンテナンスやリフォームなどを安心して任せることができます。