背筋ブルブル・・・事故物件を掴まされないための注意点。
不動産情報を見ていると、思わず目を見張る、安くて魅力的な物件を見つけることがあります。
築浅、立地条件良し、部屋の広さ、間取り、駅チカ、住環境も悪くない、なのに値段が群を抜いて安い・・・
もしかしてその物件は事故物件かもしれません。
事故物件の定義とは
実は明確な定義がないのが現状ですが、基本的に今まで何らかの事件や事故があった物件、居住する上で心理的な不安を与える物件を指します。
- 地震や水害による被害、地盤に何らかの問題がある場合
- 建物自体に問題がある場合 雨漏り、シロアリなど
- 死亡事故、殺人事件など、不自然な人の死が関係している場合
- 近隣に暴力団事務所や宗教施設などがある場合
- 倒産、住宅ローン破綻など金融関連によるもの
- 手抜き工事により傷みが早い物件
事故物件の特徴
- 相場に比べてかなり安価、3割から5割程度安い
- 物件情報に「告知事項あり」「心理的瑕疵あり」などと記載されている
一昔前まで、事故後に短期間でも誰かが新しく住めば、その次の入居者には告知しなくても良い、と考える業者が多く存在しました。
しかし現在では明確な法律はないものの、不動産業者は必ず告知する義務があるとされています。
訳アリ物件を見極めるコツ
1.少しでも疑問点がある場合は、不動産業者、大家に聞く
なるべく複数の業者に確認すること、業者から聞き出せない場合は、大家さんと話をしてみましょう。
2.現地調査を徹底せよ
過去に事件があった物件であれば、周囲に住む人が何かしらの情報を持っている場合が多いです。
契約が終わった後に近所の立ち話で聞いてしまった、というケースも。
特に住宅を購入する場合は、面倒でも話を聞いておくことをお勧めします。
3.事故物件サイトを参考にする
全ては網羅していませんが、過去の事故物件を一覧にしたウェブサイトがあります。
参考として見ると良いかもしれません。
4.浸水マップ、地震の揺れやすさマップを見る
近頃では各自治体が配布していますが、大きめの図書館に行けば置いてあることが多いでしょう。
土地を購入する前に目を通しておきたいですね。
住んだら以外に快適かも
「霊感が無いから大丈夫」「とにかく安さを一番に求めている」そんな理由で、若い人を中心に、あえて事故物件に住む人が増えています。
コスト面、立地条件を考えれば、事故物件という理由だけで避けるのはナンセンスかもしれません。
しかし、最初から分かっていても何かと気になるもの。
不安がある人は、事前にお祓いをしてもらうなど、神頼みをする場合もあるようです。
いかがでしたでしょうか。
要は自分がどの程度気にするか、によって物件選びの基準は変わってくると思いますが、時間の許す限りじっくり下調べすることがポイントですね。