水やりは週に一度、根腐れの心配もなし。新しい園芸、ハイドロカルチャーとは?

お部屋の中に緑があると気持ちが安らぎますし、目にも優しいですよね。
でも、「植物を飾りたいけれど、水やりなどの世話が十分にできない」と諦めている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は土を使わずに植物を育てることができるハイドロカルチャーの魅力をご紹介しましょう。
観葉植物に初挑戦する方も、十分にお世話ができなくて観葉植物を枯らしてしまった経験のある方も、これならば簡単に観葉植物を楽しむことができますよ。

ハイドロカルチャーとは

ハイドロカルチャーとは、ハイドロ(ギリシャ語で水の意)とカルチャー(英語で栽培、耕作の意)を合わせた造語です。
つまり水耕栽培のことなのですね。
水耕栽培というと、ビルのような大掛かりな施設の中で、野菜が育てられているようなイメージがありますが、あれは一定の品質のものを大量に育てる必要がある場合の水耕栽培のやり方です。
観葉植物程度のものならば、実はしばらく前から私たちの身近なものになっているのですよ。
園芸店などで、カラフルな砂や親指の爪程度の大きさの粘土のボールのようなもののなかに植えられている植物を見たことがありませんか?
あれがハイドロカルチャーなんです。

ハイドロカルチャーのメリットとは

ハイドロカルチャーは土を使わずに植物を育てます。
粘土のボールのようなものやカラフルな砂は土の代わりなんですね。
土を使わずに済むので虫が湧いたりすることもなく、土の代わりのものが水を蓄えてくれますので、水やりも週に一度程度で済みます。
また、植木鉢のように水を外に逃す穴のついた容器や水の受け皿も必要がないので、インテリアに合わせた容器に好きな植物を植えて楽しむことができるのです。

ハイドロカルチャーを手に入れるには

ハイドロカルチャーは園芸店などで取り扱っていますが、自分で専用の道具を揃えて好みの植物を植え、世界でただひとつの寄せ植えを作ることも可能です。
でも、初心者は道具をそろえるのも大変ですから、気に入ったものをひとつ買ってみましょう。
手のひらに載るくらい小さなものから、一抱えもある大きなものまでサイズも色々です。
また、植えてある植物も種類が豊富ですよ。鉢に凝ってみるのも面白いですね。
ガラス製のものは中が見えてきれいですし、特色ある焼き物ならば、お部屋のアクセントになります。変わった所で、深めのお皿に小さな植物を寄せ植えしたものもあります。
ネット通販でも飼うことができますので、近くに園芸店がない方は、そちらで買うという手もあります。

ただし、いくらお世話が簡単といっても全く世話をしなければ、いくらハイドロカルチャーといえども枯れてしまいます。
買う時は店員さんにお世話の仕方をよく聞いて、それを守りましょう。