中古家具を購入するメリットは? 選ぶ際の注意点を徹底解説!
ひとり暮らしをしたいけれど、初期費用をできるだけ安く抑えたい、と考えている方は多いでしょう。
ひとり暮らしをする場合、住居費のほかに家具や家電を買う費用も必要です。
「お金がないから家具や家電は中古で」と考えている方もいると思います。
そこで、今回は中古で家具を買うメリットや、注意する点をご紹介しましょう。
中古家具が手に入る場所もご紹介しますよ。
これからひとり暮らしを始めたいという方や安い家具が欲しいという方は必見の記事です。
1.中古家具とは?
中古家具とは、文字どおり誰かが一度使用した家具のことです。
昔の家具はほとんど木製だったので寿命が長く、桐(きり)のタンスなどは表面を削り直せば新品同様になりました。
また、一昔前までは家具は高価だったので、すべての人が新品の家具を買えるわけではなかったのです。
今は組み立て家具などの普及で、家具は随分と安くなりました。
しかし、中古家具が完全に消えてわけではありません。
中古というとあまりよいイメージがない人もいるでしょう。
しかし、中古でも十分使える家具というのはそれだけ質がよい証(あかし)でもあります。
また、歴史のある家具は単なる中古家具ではなく、アンティーク家具として高値で取り引きされるのです。
ものによっては、元の値段の何倍もの値段がつくものもあります。
2.中古家具はどこで買えるの?
では、中古家具はどこで買えるのでしょうか?
この項では、中古家具を買える場所やそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
2-1.普通のリサイクルショップ
中古家具の購入というと、真っ先にリサイクルショップを思い浮かべる方は多いでしょう。
今は、チェーン店形式のリサイクルショップも増えて、広告がネットに載っていたり新聞に折り込まれていたりすることもあります。
最近はゴミを捨てるのにもお金がかかるため、使える家具をリサイクルショップに売却する人も増えているのです。
しかし、普通のリサイクルショップではいろいろな品物を扱っているため、よく売れる家具しか置いていないところも少なくありません。
ですから、品物はたくさんあるけれど種類が少ない店舗が多いです。
2-2.家具専門のリサイクルショップ
普通のリサイクルショップに比べると数は少ないですが、家具専門のリサイクルショップもあります。
「家具専門」とうたっているだけあって、取り扱っている種類も豊富です。
また、デザイナーズ家具や民芸家具を取り扱っているところも多いでしょう。
しかし、デザイナーズ家具や民芸家具は元の値段が高価です。
ですから、中古とはいえ新品の組み立て家具よりも高価な商品も多いでしょう。
これなら新品を買った方がよい、と思う方もいるかもしれません。
2-3.インターネットオークション
インターネットオークションでも、いろいろな家具が出品されています。
タイミングがよければ、リサイクルショップよりもずっと安く家具を落札できるでしょう。
しかし、インターネットオークションは一部を除いて、出品者も落札者も素人です。
ですから、「美品、新品同様」という記載があっても信頼できるとは限りません。
また、大型の家具を遠方の出品者から落札した場合、送料が高額になります。
いくら安く落札しても送料が万単位でかかれば、新品を買った方が安いかもしれません。
2-4.フリーマーケット
フリーマーケットでも、家具が売られている場合があります。
フリーマーケットではあまり高額な値段をつけると売れないので、よい家具が安価で手に入ることもあるでしょう。
しかし、あまり大きな家具は持ち運べないので、プラスチックの衣装ケースや藤製のチェストのような小さくて軽い家具が多いです。
3.中古の家具を買うときに注意する点とは?
最後に、中古の家具を購入するときの注意点をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
3-1.サイズと重さは合っているか
中古で売買されている家具は、しっかりしている作りのものが多いです。
ですから、大きくて重いものも少なくありません。
単身者用の部屋は1Rから1Kのところが大半です。
事前にサイズをしっかりと測っておかないと、家具が入らないということもあるでしょう。
また、古い家具はむく材が多いので見た目よりも重量があります。
床を傷つけないようにマットなどを敷いてその上に置きましょう。
3-2.臭いや汚れはないか
リサイクルショップで販売されている中古家具は、手入れをしてから売りに出されます。
ですから、臭いなどはあまり気にしなくても大丈夫でしょう。
しかし、インターネットオークションやフリーマーケットに出品されている家具は、臭いや汚れがついていることも珍しくありません。
フリーマーケットならば、まだ手に取って確かめられます。
しかし、インターネットオークションでは、現品が届くまで分かりません。
出品している家具の状態を丁寧に説明してあるものを落札するか、出品者の評判をチェックしましょう。
特に、喫煙者が使っていた家具はかなり臭う場合があります。
3-3.自分で手入れできるか
家具は、ものによってお手入れに手間がかかります。
特に、桐(きり)のタンスは柔らかい布でからぶきが基本です。
絶対にぬれぞうきんで拭いてはいけません。
また、家具の中には湿気を嫌うものもあるでしょう。
留守がちな人は、家具を手入れするのも大変です。
ですから、中古家具を購入する前に、お手入れの方法をよく聞いておいてください。
特に、古い家具はたとえテーブルでも熱いものを置くと跡がつく場合があります。
できるだけお手入れの簡単なものがいい、という場合はプラスチック製や合板製のものを選びましょう。
また、中古家具の場合は見えない場所がいたんでいる可能性もあります。
特に、インターネットオークションやフリーマーケットで購入した家具の場合は、出品者でも気づいていないいたみがあるかもしれません。
そのような家具を購入してしまった場合は改めて修理に出すか、自分でゴミに出さなくてはならないのです。
そうなれば、二度手間になります。
ですから、絶対に家具選びで失敗したくないという場合は、自分の目で細部まで確認してから購入しましょう。
おわりに
いかがでしたか?
今回は、中古家具のメリットや注意する点をご説明しました。
まとめると
- 中古家具はよいものを安く買える可能性がある。
- 中古家具は、リサイクルショップのほかインターネットオークションやフリーマーケットでも購入できる。
- 臭いや汚れがついていないかよく確かめてから購入しよう。
- インターネットオークションを利用する場合は、送料にも注意する。
- 自分でお手入れできる品なのか、よく確かめてから購入しよう。
ということです。
アンティーク家具ともなれば、お手入れに使う道具も高価になります。
また、北海道や松本など地名がついた民芸家具もすてきですが、見た目以上に重さがあるのです。
アパートやマンションによっては、重すぎる家具をいれると跡がついて嫌がられることがあるでしょう。
ですから、重い家具を買った場合はクッション材などを敷いておいてください。
さらに、木製の家具の場合は汚れなら落ちますが臭いはなかなか落ちません。
消臭剤を使っても臭いが消えないこともあるでしょう。
ですから、売り主に質問できる場合はどのような環境で使っていたのか、尋ねてみてください。