「第2のリビング」として~ガーデンルームのメリットと使い方~
海外では見かけることの多いガーデンルーム。
リビングの延長のような空間でありながら、外の解放感を味わえるのが魅力であり、最近の新築物件ではこれを売りにしているところも多くなってきています。
そんな人たちのために、ガーデンルームの使い方やメリット、選び方をご紹介します。
さまざまな施工例をみてみると、環境によっては安い値段で取り付けられるガーデンルームもたくさんありますよ。
1.ガーデンルームとは
ガーデンルームとはその名のとおり「庭にあるお部屋」です。
サンルームとの違いは扉が折戸になっているため「全開にするとテラスとして、全閉でサンルームとして利用できる」というところです。
さまざまなサイズや仕様を組み合わせて選べるので、周囲の視線を気にすることなく、庭を「第2のリビング」として利用することも可能となっています。
2.ガーデンルームのいいところ
庭を活用できる
広い庭を持つことに憧れる人はたくさんいますが、いざ持ってみると「草木の手入れが大変」「広いだけでどう活用したらよいのかわからない」というケースは非常に多いものです。
せっかく広い庭があるのに、上手に活用できないのはもったいないことですよね。
ガーデンルームはそんな広い庭を活用してまるで「庭にある小さな別荘」として利用できるので、今までとは違った庭の使い方が可能になります。
室内環境を快適にしてくれる
ガーデンルームは季節や気候の変化にも対応できるので、家の中の環境をよりよいものにしてくれます。
例えば部屋の中に雨風が吹き込むことを防ぎ、夏場の直射日光をさえぎる効果があります。
また、冬場でも晴れている日はガーデンルームの中が日差しによって温められるため、リビングの窓を開けていても暖房器具なしで過ごせるくらい室内が温かくなります。
つまり、ガーデンルームが室内と外との緩衝材としての役割を果たしてくれる、というわけです。
天候に左右されない
ガーデンルームは扉を開け閉めすることで天候に左右されない環境を作りだすことが可能です。
雨の日でも安心して洗濯物を干せますし、自然光を取り入れながらも周囲の目を気にすることなく、居心地のよい空間を手に入れられます。
3.ガーデンルームの使い方
ホームパーティーの会場として
お友達を呼んでホームパーティーを開く際に、ガーデンルームがあると大変便利です。
例えば庭でバーベキューを予定していたのに、突然の雨…というときも、屋根があるガーデンルームならすぐに対応できます。
台所から材料を運ぶときも、いちいち庭と室内を出入りするのは面倒ですが、ガーデンルームならリビングと一体化しているので、手間を感じることはありませんよね。
庭の緑を眺めながら、明るい日光を浴びながらのホームパーティーは、きっと最高のものになるはずですよ。
子供の遊び場として
小さな子供がいるとどうしても散らかりがちなリビングも、ガーデンルームを子供の遊び場にしてしまえば問題ありません。
リビングとつながっているので目を離しても心配ありませんし、おもちゃがあちこちに散らかって片づけが大変…ということもなくなります。
ペット部屋として
ペットを飼っている家では、ガーデンルームをペット専用スペースとして活用しているケースも少なくありません。
庭への出入りも楽にできますし、適度に開放的なので雨の日などに散歩に行けなくても、室内犬が感じやすいストレスを解消できるはずです。
洗濯物干しスペースとして
洗濯物を干すスペースとしてガーデンルームを利用するメリットは、「雨の日でも干せる」ということだけではありません。
花粉やPM2.5対策にもなりますし、「今まで周囲の目が気になって外に洗濯物を干せなかった」という人も、安心して干せるようになります。
ガーデニングルームとして
日当たりや温度の調節が簡単にできるガーデンルームは、ガーデニングのスペースとしても最適です。
「庭ではガーデニングがうまくいかない」という人も、ガーデンルームならインテリアの一部として楽しみながら、ガーデニングを成功させられるでしょう。
4.選び方のポイント
使う目的を考える
ガーデンルームの使い方はさまざまですが、自分はどのようにガーデンルームを活用したいと思っているのか考えてみましょう。
例えば雨の日や風が強い日もガーデンルームを使いたいなら、風に強いガラスパネルのものを選ぶ必要があります。
ただしガラスパネルにすると室内の湿気がひどくなるので、洗濯物を干すには向きません。
「洗濯物干しスペースとして使うつもりはないのでもっとデザイン性にこだわりたい」という人には、費用の安いポリカパネルがおすすめです。
部屋や庭の雰囲気にあっているかどうか
ガーデンルームにはさまざまなデザインのものがありますので、どれを選んだらよいのか迷ってしまう…という人も多いでしょう。
まずは家全体やリビング、そして庭の雰囲気とあっているものを選ぶべきです。
ガーデンルームだけが浮いてしまうことのないように、全体の雰囲気にあわせて考えていく必要があるでしょう。
5.施工を依頼する際の注意点
完成図のイメージをデザイナーにしっかり伝える
どんな目的でガーデンルームを設置したいと思っているのか、そのためにはどんなデザインのガーデンルームにしたいのか、庭を含めた家全体のイメージを、しっかりとデザイナーに伝えるようにしてください。
例えばシンプルでナチュラルな庭を希望しているのか、モダンでおしゃれな感じに仕上げたいのか、植物に囲まれた癒やしの空間にしたいのか。
相手はプロなのでアンバランスな仕上がりになることはまずありませんが、自分が希望しているイメージをしっかりと伝えておかないと、希望通りのものはできあがりません。
事前に家族で話し合いをして、完成図のイメージを固めておきましょう。
信頼できる業者に依頼する
ガーデンルームを設置するには高い費用がかかりますので、それだけのお金を支払う価値のある、信頼のおける業者に依頼する必要があります。
業者によって得意分野と苦手分野というものは必ずありますので、ガーデンルームの設置を得意としている業者であるかどうか、まずは確認しましょう。
ホームページでこれまでの施工例や実績を確認すればわかります。
施工を専門に行っている業者でないと石や木に関する専門知識を持っていない可能性があります。
また、費用があまりにも安い業者は避けたほうがよいでしょう。
安い建材を使っている可能性が高いので、完成後に水もれやサビなどのトラブルが発生する恐れがあります。
一番安心なのはその業者を利用したことがある人たちの口コミや評判を参考にして、良心的な業者を選ぶことです。
まとめ
ガーデンルームについての情報をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
- ガーデンルームとは
- ガーデンルームのいいところ
- ガーデンルームの使い方
- 選び方のポイント
- 施工を依頼する際の注意点
「ガーデンルームの施工を検討している」「ガーデンルームについて知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてください。