家事は上手に時短しよう!使えるアイデア&テクニック4のポイント

家事は上手に「時短」をして、もっと自分の自由な時間を作りたい…と、思いつつ「どうやれば効率よくできるの?」とお悩みの方も多いでしょう。最近は仕事を持っている「ワーママ」が多く、いかに日々仕事・家事・育児を上手に両立するかが重要な課題となっています。けれども、家事は、ちょっとしたテクニックで、手間や時間を減らすことができるんです。 自分の睡眠時間や食事時間まで削り家事に追われる生活と「サヨナラしたい」と考えている方に向け、家事の時短アイデアやテクニックをご紹介します。

  1. 家事を時短しよう!
  2. 家事の時短テクニック
  3. 家事別時短テクニック
  4. 家事の時短〜よくある質問〜

この記事を読んでいただければ、もっと自分の時間を作れるでしょう。ぜひ、お役立てください。

1.家事は上手に「時短」をしよう!

家事の上手な「時短」を目指すためにも、まずは、家事の時短とはどういうことなのか、メリットや必要性などの基礎知識を頭に入れましょう。

1-1.家事の時短とはどういうことなのか

「時短(じたん)」という言葉は、読んで字のごとく「労働・作業時間の短縮」を表します。そして、家事の時短とはさまざまなテクニックを用いて、家事に費やす時間を上手に減らすことです。

1-2.家事の時短の重要性とメリット

家事の時短で重要なのは、計画的に家事を行うことで無駄な時間を短縮することです。そのことによりたくさんのメリットを得ることができます。

  • 家事に追われ1日が終わってしまう生活とサヨナラできる
  • 自由な時間が増える
  • 精神的にも肉体的にもストレスから解放される
  • 時短家事なら、家事が苦手な人・家事を手伝わないパートナーでも実行できる
時短はメリットが多いんですね。
はい。可能ならば実践してみましょう。

2.家事の時短テクニック

家事の時短テクニックは、掃除・洗濯・料理などさまざまなジャンルに生かせます。そして、成功するためには下準備が大切なのです。そこで、まず行っておきたいことや成功のポイントなどをご紹介しましょう。

2-1.まずは下準備が大切

まずは、家事を行う前に取りかかりたい下準備をご紹介します。

2-1-1.スケジュールを立てる

最初に「家事のスケジュール」を立てましょう。もちろん、生活のリズムは、その人の家族構成やライフスタイルによって異なります。そこで、自分の1日の流れを書き出してみましょう。
家族が起きる時間・朝食を食べる時間・家族が出かける時間などを書き出し、その間にできる家事を当てはめてみます。たとえば、「朝食後→家族が出かけるまでの30分間は食器洗い」などのような感じです。
子どもが学校に行く時間、家族や自分が出勤する時間など、絶対に外せない時間を先に決めるとスケジュールが立てやすいでしょう。

2-1-2.「動線」を考える

効率よく家事を時短するためにも、家事の動線を見直してみましょう。動線とは「家の中を人が自然に動くときに通る経路を線で表現したもの」です。
家事をするたびに無駄に動き回らなくていいように、掃除道具や家電などの配置を見直してください。
たとえば、洗濯が終わるたび、クローゼットにハンガーを取りに行くのではなく、洗濯機の上にラックを取り付けハンガーの収納スペースにしましょう。ちょっとした工夫で、無駄な動きを減らせます。

2-2.家事の時短に成功するポイント

家事だけに限りませんが、何でも効率よく終わらせるにはポイントがあるのです。

2-2-1.一連の流れをイメージする

組んだスケジュールをもとに一連の流れをイメージしてみましょう。頭の中で自分の動きを想像してください。そうすると、家具の配置を換えたほうがいい・掃除機は物置にしまわず寝室に置いたほうが効率がいいなど、より動きやすくなるコツがわかってきます。

2-2-2.制限時間を設ける

それぞれの家事に制限時間を設けましょう。たとえば、「食器洗いは20分」と決めたら、それ以内に終わらせるのです。「ついでにシンクも磨こうか」などと、思い付くままにダラダラと家事を増やさないようにしましょう。やり残したことは、別の日の空き時間に組み込んでください。

2-2-3.必要なものは常にそろえておく

家事に使用する洗剤や道具などは、在庫切れしないように注意しましょう。洗濯をしようと思ったら洗剤がない、トイレ掃除をしようとしたら掃除シートがない……など、そのたびにスーパーに買いに行くのは時間の無駄です。
家事の最中に消耗品がなくなりそうだと気が付いたらメモをしておきましょう。週末などにまとめ買いするか、インターネットで注文し在庫を切らさないようにしてください。

2-3.時短家事の注意点

スケジュールや計画が思ったとおりに進まなくても、あせったりイライラしたりするのはやめましょう。1日を家事だけに奪われず、自由な時間を作ることが目的なので、追い詰められてしまっては意味がありません。
「気分が乗らない日は、家事をしなくてもいい」くらい、気持ちに余裕を持ちましょう。精神的にも肉体的にも家事をやりたくないときはやらなくてもいいのです。どうやったら、自分にぴったりの時短ができるか、少しずつ構築していくつもりで楽しみながら始めてください。

時短のテクニックはいろいろあるんですね。
はい。できることを実践しましょう。

3.家事別〜時短アイテムとテクニック〜

家事の種類別にどのような時短テクニックがあるのかをご紹介していきましょう。簡単に取り入れられるのでぜひ試してくださいね。

3-1.掃除の時短アイテムとテクニック

時短掃除のコツは「汚れやホコリをためない」です。日常的に「ながら掃除」や「ついで掃除」で、ちょこちょこ汚れやホコリを取りましょう。必要な道具とテクニックをご紹介します。

3-1-1.ホコリ取りハンディーワイパー

サッと拭くだけで、ホコリを取ることができるハンディーワイパーは、リビング・寝室・キッチン・洗面所・トイレなど各場所に1つ置きましょう。
「ちょっとホコリが目立ってきたな」と思ったら、テレビを見ながら・歯磨きをしながらサッと拭く……これを習慣にすると掃除が楽になります。

3-1-2.カーペット用粘着シート(いわゆるコロコロ)

コロコロも、カーペットやマットを敷いている部屋やソファーのある部屋など、各場所に1つずつ置きましょう。テレビを見ながら・電話をしながら、気になる場所を常にコロコロしておけば掃除機をかける回数が減ります。

3-1-3.電解水の掃除シート

リーズナブルな価格で買える「電解水の掃除シート」も便利な時短アイテムです。こちらも各場所に1つ置いておけば、気が付いた汚れなどをサッと「ついで掃除」できます。

3-1-4.おしゃれなボックスやカゴなどを利用してまとめる

上記でご説明したお掃除グッズは、まとめておしゃれなボックスやカゴに入れて各部屋に置けば「所帯臭さ」もありません。じゃまにもならず、すぐに取り出せて便利です。

3-2.洗濯の時短アイテムとテクニック

洗って・干して・アイロンをかけて・畳んで・クローゼットに片付けて……と、工程が多くて面倒なのが洗濯です。省略できるところは上手に省略してください。

3-2-1.洗濯ネットを活用

洗濯機を回す前に、小さなものはアイテム別に洗濯ネットに入れましょう。特に、靴下がたくさんある場合は、靴下だけをまとめて洗濯ネットに入れて洗えば干すときにペアを探すのが楽になります。

3-2-2.普段着はハンガーのままクローゼットへ

トレーナーやカットソー、Tシャツなどの普段着は、いちいち畳むのが面倒ですよね。そこで、ハンガーにかけて干し、乾いたらつるしたままクローゼットに入れましょう。服を畳む時間が大幅にカットできます。

3-2-3.大きなカゴを利用しよう

時間がないときは畳む作業を後回しにしましょう。タオルや下着など畳まなくても大丈夫なものは、乾いたらそのまま大きなカゴにドサっと入れてください。すき間時間に畳んで片付けるか、自分がほかの家事をやっている間に、子どもや家族にやってもらいましょう。

3-2-4.アイロン不要の素材のシャツを買う

自分や家族が、仕事でスーツを着用している場合は、ノンアイロンのシャツに切り替えましょう。洗った後にサッとしわを伸ばして干せばわざわざアイロンかけをする必要がありません。

3-3.料理の時短アイテムとテクニック

手間ひまをかけなくても、工夫しだいでおいしい料理は作れます。ご紹介しましょう。

3-3-1.1つの料理をアレンジする

毎食、凝ったメニューを品数多く作っていたら時間がいくらあっても足りません。アレンジしだいで次の日、その次の日と何度か楽しめる料理を作りましょう。

  • 初日は野菜のポトフ、翌日はトマトの缶詰とソーセージを入れてトマトシチュー、3日目はカレールーを入れてカレーにする
  • 初日はホワイトシチュー、翌日は残りのシチューをグラタンにする
  • 初日は肉じゃが、翌日は残った肉じゃがを具にして和風オムレツ

など、上手にアレンジしてください。インターネットで「残り物 リメイク」などと検索すると、たくさん参考になりそうなメニューが見つかりますよ。

3-3-2.時間が料理してくれるメニュー

ちょっと下ごしらえだけすれば、後は「時間が料理してくれるメニュー」をすき間時間に作っておきましょう。食事のときに食卓に出すだけで楽チンです。

【ファスナー付き保存袋で作るサラダ浅漬け】

  1. きゅうり・キャベツ・大根・ズッキーニなど好きな野菜をカットする
  2. ファスナー付き保存袋に、切れ目を入れた昆布と1の材料を入れる
  3. 塩やレモン汁、めんつゆなどお好みの味を付け軽くもむ
  4. そのまま冷蔵庫で冷やす

多めに作っておけば2〜3日は食べることができます。2日目は、刻んだ大葉やミョウガなどを袋に投入すれば、風味も変わるので飽きません。

3-3-3.キッチンばさみを使おう

肉や野菜をカットするとき、包丁で切ってまな板を洗って…を繰り返すのは面倒ですよね。そこで、肉用・野菜用のキッチンばさみを2本用意しましょう。
肉は、パッケージの上でカットすればお皿やまな板を使わないで済みます。薬味のネギなど切るときも、直接料理の上でキッチンばさみで切れば簡単です。

3-4.そのほかの時短アイテムとテクニック

ネットスーパーやプロのお掃除も利用しましょう。

3-4-1.ネットスーパーなどを利用

食材を毎日買う時間がない場合は、ネットスーパーなどを上手に利用するのもおすすめです。また、お米や調味料などの重いものはまとめてオーダーするのもいいでしょう。
よく使う食材などは、定期購買すれば買い物に行く時間も手間も省けます。

3-4-2.定期的にプロのお掃除サービスを利用する

半年に1度など、定期的にキッチン・お風呂・洗面所・トイレなどの水まわりを徹底的に掃除してくれるクリーニングサービスを利用するのもいいでしょう。
素人の手では落とせない汚れが落ちるので、きれいな状態を保つのも楽になります。

アイテムを上手に使うことも大切なんですね。
はい。いろいろなアイテムを使ってみて、自分に合うものを厳選しましょう。

4.家事の時短〜よくある質問〜

家事の時短に関して、よくある皆さんの疑問や質問をご紹介しましょう。

Q.シンクの掃除が苦手です。できるだけ汚さないコツはありますか。
A.三角コーナーを置くのをやめましょう。シンクにそのまま置く「紙製の水切り袋」を使ってください。生ゴミをそのまま投入でき、いっぱいになったら捨てるだけなので簡単です。三角コーナーを洗って消毒する手間もいりません。

Q.朝、時間をかけずにアッという間に作れる時短レシピはありますか。
A.冷凍の焼きおにぎりを使っただし茶漬けがおすすめです。「汁飯」なら1品で汁物とご飯の両方を食べることができます。

  1. 冷凍のおにぎりをレンジでチンして、小さなどんぶりに入れる
  2. キッチンばさみでカットした青ねぎやカイワレ、梅干し、乾燥わかめなどお好みの具材をトッピング
  3. 熱々にしただし(面倒ならめんつゆでOK)をたっぷりかけまわす

コンビニのおにぎり(昆布・さけ・梅などオーソドックスなものがおすすめ)を冷凍したものも便利です。

Q.お風呂掃除が大変なので、できるだけ簡単に行える方法を教えてください。
A.毎回入浴後に軽く掃除をすれば汚れが定着するのを防げます。

  1. バスタブのお湯を流したら洗剤をスプレーして軽くスポンジでこすっておく
  2. 鏡やステンレスのカランなどは、体を拭いた後のタオルで水分をぬぐい、白い汚れ(水あか・カルシウム汚れ)が定着するのを防ぐ
  3. 最後に2のタオルでサッと壁や床の水分を拭く

習慣にしてしまえば大変ではありません。カビや汚れが付きにくくなるので掃除も楽になります。

Q.家事を家族にも手伝ってほしいのですが。上手に手伝わせるにはどうしたらいいでしょうか。
A.ここでご紹介した「時短テクニック」を家族にも教えましょう。

  • 自分が料理を作っている間に、カゴに入れておいた洗濯物を畳んでもらう
  • 自分が朝ご飯の支度をしている間、歯磨きタイムに洗面所の「ながら掃除」をしてもらう

など、家事の分担をしましょう。家族で担当を決めるのもいいでしょう。より自由に使える時間が増えるので精神的にも肉体的にも余裕が生まれます。

まとめ

家事を時短するメリットや種類別の時短テクニックなどをご紹介しました。家事の時短を成功させるには、あせらず・予定を詰め込まず・習慣になるまでじっくり自分に合った方法を身に付けることが大切です。

もし、計画どおりに行かなくても、「今日できなかった家事は明日(もしくは休日)すればいいや!」と思ってください。また、自分1人で抱え込まずに、家族皆で分担することも大切です。上手に時短テクニックを活用してくださいね。