スマートウォッチの選び方を知りたい! 主な活用法や注意点も詳しく!
「そろそろスマートウォッチを購入したいので、後悔しない選び方を知りたい」とお考えではありませんか? スマートウォッチは高価なものなので、購入してから「しまった」とならないようにしたいですよね。しかし、たくさんの機種の中から実際にどんなポイントをチェックして選ぶべきか、今どんな機種がおすすめなのかなど、分からないこともあるでしょう。
そこで今回は、スマートウォッチの選び方について詳しく解説します。
- スマートウォッチでできることは?
- スマートウォッチの活用事例
- スマートウォッチの選び方
- おすすめのスマートウォッチ5選
- スマートウォッチを使用する際の注意点
- スマートウォッチの選び方に関するよくある質問
この記事を読むことで、スマートウォッチの選び方や活用方法などがよく分かります。スマートウォッチの購入を考えている人は、記事を読んでみてください。
1.スマートウォッチでできることは?
最初に、スマートウォッチではどんなことができるか、時計機能以外のものを詳しく見ていきましょう。
1-1.所有者の健康管理
スマートウォッチを導入すると、所有者の健康管理が簡単にできます。
1-1-1.歩数および移動距離の計算
スマートウォッチは、歩数計として使うことも可能です。常に腕にはめていれば、毎日どれぐらい歩いたか、歩数と移動距離を知ることができます。特に、運動不足を感じている人にとって、普段どれぐらい歩いているか把握することは重要です。また、スマートウォッチの歩数計では、歩数の目標設定もできてやりがいにつながります。
1-1-2.消費カロリーの計算
消費カロリーの計算も、スマートウォッチでできることの一つです。手首に着用することで、心拍数などからカロリー消費量を計算してくれます。体に大きな負担をかけずに健康的に減量したい人にとっては、とても便利な機能です。毎日どれぐらいカロリーを消費しているか把握できれば、摂取カロリーの制限などもしやすく、とても助かります。
1-1-3.睡眠リズムの管理
スマートウォッチでは、睡眠リズムを管理することもできます。専用アプリを使用することで、就寝時間と起床時間を毎日記録するだけでなく、睡眠の質も計測することが可能です。機種によっては、腕に装着しておくだけで自動的に計測してくれるものもあります。睡眠リズムの改善は、健康作りの基本です。実際に多くの人が、スマートウォッチを導入し、睡眠リズムの管理を始めていることからも、重要な機能といえます。
1-1-4.心拍数の管理
スマートウォッチを着用すれば、心拍数の把握と管理も可能です。たとえば、スポーツ中に過度な負担が体にかかっていないか、心拍数をチェックして判断できます。また、自分に合った運動の強度を決めるときにも役立つでしょう。さらに、心拍数の管理は、体調不良の早期発見につながるのもメリットです。
1-2.画面表示の変更
スマートウォッチは、画面表示を自由に変更できることも特徴です。たとえば、好きなデザインや画像を表示させてカスタマイズすることができます。平日は、仕事中でも違和感がないようシンプルな表示に設定し、休日だけ自分が好きな画像に切り替えることも可能です。また、自分が使いたい機能を表示できるようにするなど、便利にカスタマイズできるほか、さまざまな表情を楽しむことができて飽きにくいのもメリットといえるでしょう。
1-3.メールやSNSなどの受信通知
メールやSNSなどの受信通知も、スマートウォッチでできることの一つです。スマホと連携設定をしておけば、手元で受信確認ができるので重要な通知を見逃がすこともありません。たとえば、電車に乗っているときや歩行中などでも、スマホを取り出さずに受信確認ができて便利です。また、SNSの種類によっては、返信したり「いいね」などのアクションを送ったりすることもできます。
1-4.電話の着信確認および通話
スマホとスマートウォッチを連携させると、スマホの着信確認をスマートウォッチで行うことができます。また、音声アシスタント機能を使用すれば、ハンズフリーの状態でそのまま電話に出て通話することも可能です。さらに、スマートウォッチから電話をかけることもできます。何らかの作業中など、スマホをすぐに手に取ることができない場合でも、スマートに通話できるのがメリットです。
1-5.音楽の再生
スマートウォッチの機種によっては、音楽を視聴することも可能です。好きなタイミングで素早く好みの音楽を再生できるので、よい気分転換になります。無線接続タイプのイヤホンを使えば、曲選びや音量調節などが簡単にできて便利です。たとえば、スマートウォッチから好きな音楽を流しながらのジョギングも、スムーズにできます。
1-6.仕事のスケジュール管理
スマートウォッチを活用すれば、仕事のスケジュール管理も簡単にできるようになります。カレンダーアプリやタスク管理アプリを利用すれば、いつまでに何をやるべきか分かりやすくなって便利です。事前にスケジュール登録しておけば、指定時間にアラームを鳴らして通知することもできます。特に多忙な人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
1-7.電子マネー決済
スマートウォッチの中には、電子マネー決済に対応しているものもあります。電子マネー決済が利用できれば、スマートウォッチ一つだけで支払いができて便利です。キャッシュレス決済が広がる一方の今、スマートウォッチの導入は賢い選択といえるでしょう。ただし、機種によって対応する電子マネーの種類が異なるため、購入時にきちんとチェックしておく必要があります。
2.スマートウォッチの活用事例
スマートウォッチの活用事例を詳しくご紹介しましょう。
2-1.医療現場での活用事例
医療現場では、スマートウォッチをナースコールと連携することで、業務をスムーズに進めることができます。ナースコールが入ると医療スタッフのスマートウォッチに通知が届き、ほかの患者の世話などをしている場合でも、素早く対応することが可能です。また、医療スタッフの健康管理や労務管理もスマートウォッチで簡単に行うことができます。
2-2.介護現場での活用事例
介護現場でも、スマートウォッチが活躍中です。職員がスマートウォッチを着用することで、業務の進捗をリアルタイムに把握しやすくなります。また、施設利用者を介助中にヘルプを呼んだりトラブル発生時に速やかな対応ができたりするのも大きなメリットです。多忙な職員の負担を最小限にし、業務に集中してもらいやすくなるので、うっかりミスや連絡の行き違いを大幅に減らすことができます。
2-3.建設現場・製造現場での活用事例
建設現場や製造現場でも、作業員がスマートウォッチを着用することで、大きなメリットを得ています。たとえば、複数の場所に散らばった従業員に対して、全員同時に指示を出すことが可能です。また、夏場の熱中症対策などにも役立ち、作業員の健康管理もできます。ハンズフリーで指示や警告を確認できるため、作業中の手を止めずに済み、安全性が高まるのもメリットです。
3.スマートウォッチの選び方
スマートウォッチを選ぶときのポイントを詳しくご紹介します。
3-1.対応OSの種類
スマートウォッチを選ぶときは、対応OSの種類を確認しましょう。スマートウォッチの対応OSには、以下のようなものがあります。
- watch OS:Appleのスマートウォッチに採用されており、同社のMacやiPhoneのiOSとの連携に強い
- Wear OS by Google:Androidスマホで多く採用されており、充実した機能が特徴
- Tizen Based Wearable OS:Samsungが開発しており、主に自社製スマートウォッチに採用されている。AndroidとiOSの両方に対応可能
スマートウォッチは、スマホと連携して使用することが多くなります。したがって、手持ちのスマホとの連携に優れているものを選びましょう。
3-2.機能
スマートウォッチを選ぶときは、欲しい機能が搭載されているか必ずチェックしておきましょう。まずは、どんな目的でスマートウォッチを使いたいのかを考えてみてください。その後、目的に合った機能を持つ機種を選ぶと間違いありません。なお、同じメーカーでも、機種によって搭載されている機能が異なるので注意してください。
3-3.デザイン
スマートウォッチは、デザインも重要なポイントです。スマートウォッチは常に着用して使うものなので、納得できるデザインのものを選びましょう。仕事中も着用したい場合は、シンプルでスッキリしたデザインのものを選ぶと、オフィスなどでも浮かずにスマートです。主にオフの日に楽しみたいといった場合は、自分の好みのデザインや色にこだわってもよいでしょう。
3-4.充電方法
スマートウォッチを選ぶときは、充電方法にも注目しましょう。スマートウォッチの充電方法には、以下のようなものがあります。
- USBポート内蔵タイプ:スマートウォッチ本体に内蔵のUSBポートに充電器を接続する
- 磁石タイプ:スマートウォッチに磁石式の充電器を装着する
- 挟み込みタイプ:スマートウォッチと充電器を挟み込んで充電する
上記のうち、USBポート内蔵タイプは、市販のUSBケーブルおよび充電器を使用できて便利です。磁石タイプと挟み込みタイプの充電器は、別途USBアダプターに差し込む必要があります。
3-5.充電の持ち
充電の持ちも必ずチェックしておきたいポイントです。充電が長持ちすれば、使用中の充電切れを心配することがありません。また、充電回数が減るので、手間がかからないものもメリットでしょう。ただし、使い方によって1回の充電で使用できる時間が異なることを承知しておくことが大切です。
3-6.防水機能の有無
防水機能の有無も忘れずに確認しておきましょう。最新型のスマートウォッチは、多くが防水機能を持ち合わせています。防水機能があれば、水泳や海辺でのスポーツなどにも安心して使用できるほか、突然の雨や飲みものをこぼしてしまった場合にも慌てずに済むのがメリットです。ただし、メーカーや機種によって防水性能が異なるので、購入前にきちんとチェックしておく必要があります。
4.おすすめのスマートウォッチ5選
おすすめのスマートウォッチを5つ厳選してご紹介しますので、購入時の参考にしてください。
4-1.Apple Watch Series5
AppleのApple Watch Series5は、スマートウォッチの中でも群を抜いて人気があります。368×448ピクセルの美しい画面は常時表示可能で、いつでも知りたい情報にアクセスすることが可能です。本体の仕上げも好みによって、アルミニウム・ステンレススチール・チタニウム・セラミックの4種類から選ぶことができます。高性能でスタイリッシュなスマートウォッチを望むのなら、満足できることでしょう。
- 実売価格:42,800円程度~
4-2.Apple Watch Series3
AppleのApple Watch Series3は、上位モデルのSeries5と同様に多くのスマートウォッチマニアから支持されています。Series5の約半額とリーズナブルな価格で、初めてスマートウォッチを購入する人にもおすすめです。手首を上げるだけで表示可能な画面を搭載し、健康管理やタスク管理などを気軽に楽しむことができます。
- 実売価格:19,800円程度~
4-3.SONY wena wrist pro
SONYのwena wrist proは、スタイリッシュな外観で人気のスマートウォッチです。見やすい有機ELディスプレーを採用し、視認性がよい点でも高い評価を集めています。電子マネー決済機能を搭載しているので、普段の買いもので手軽にキャッシュレス決済できて便利です。
- 実売価格:34,400~38,000円程度
4-4.HUAWEI HUAWEI WATCH GT 2e
HUAWEIのHUAWEI WATCH GT 2eは、洗練されたデザインと快適な着け心地で人気のスマートウォッチです。防水性にも優れているため、水泳や海辺でのスポーツにも安心して使用できます。また、1回の充電でバッテリーが約2週間持ち、使い勝手がよいのも人気の理由です。
- 実売価格:19,800~21,800円程度
4-5.Samsung Galaxy Watch Active2 40mm
SamsungのGalaxy Watch Active2 40mmは、スポーツの活動量測定に便利なスマートウォッチです。たとえば、着用するだけで水泳など7種類の運動の活動を自動的に記録することができます。また、心拍数管理など、健康管理メニューも充実しているのが特徴です。大きなディスプレーでとても見やすく、使用中にストレスを感じません。
- 実売価格:34,300~37,800円程度
5.スマートウォッチを使用する際の注意点
スマートウォッチを使用するときは、いくつか注意点があります。
5-1.充電切れに注意する
スマートウォッチを使用する際は、充電切れに気を付けてください。一般的な時計と異なり、スマートウォッチはバッテリーで動いています。したがって、充電が切れてしまえば、使いものになりません。特に長時間の外出などで、充電できるかどうか分からないときは、注意しましょう。念のため、充電器やUSBアダプターなどを持ち歩くと安心です。
5-2.個人情報の流出に注意する
スマートウォッチを使用する場合、個人情報の流出に注意する必要があります。スマートウォッチの画面には、さまざまな情報が表示されるからです。中には、個人宛てのメッセージや仕事の重要情報が知らないうちに表示されてしまうことがあります。ほかの人に画面を見られることで、思わぬ情報流出につながる可能性があるので、表示設定をきちんと管理することが必要です。
5-3.必要以上に見たり触れたりしない
必要以上に見たり触れたりしないように注意しましょう。特に、スマートウォッチを購入したばかりの人は、頻繁に見たり触れたりしがちです。購入したばかりでうれしい気持ちも分かりますが、過度に操作することはスマートウォッチに大きな負担がかかり、寿命を早める原因になります。また、歩行時や車の運転時などは集中力を欠いてしまい、思わぬ事故を起こすこともあるので注意してください。
5-4.荷物が多いときは使いづらいことを理解しておく
スマートウォッチの弱点として、着用する反対側の手が自由になりにくいことが挙げられます。たとえば、左手にスマートウォッチを着用し、右手に荷物を持っていたとしましょう。スマートウォッチを操作するためには、右手を使う必要があります。ごく少量で軽い荷物なら何とか操作できますが、荷物が大量だったり重たかったりすると困難です。スマホのように、片手でサクッと操作することができないことを理解しておきましょう。荷物はすべてリュックに入れ、手を自由に使えるようにしておくなどの工夫が必要です。
6.スマートウォッチの選び方に関するよくある質問
最後に、スマートウォッチの選び方に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.スマートウォッチは何年ごとに買い替えるべきか?
A.特に決まりはありません。ただし、1~2年で徐々にバッテリーの持ちが悪くなってくるので、使い勝手を考えると2年程度での買い替えをおすすめします。
Q.スマホとスマートウォッチを同時に買い替えるメリットとデメリットは?
A.以下を参考にしてください。
メリット
- 両方とも最新の機能を使うことができる
- 購入時点でベストの組み合わせを選べる
デメリット
- 必ずしも同じタイミングで欲しい機種が発売されるとは限らない
- 予算が高く付く
Q.将来買取に出すことを考えて機種を選ぶのはダメ?
A.問題ありません。しかし、買取に出すことを重視し過ぎると、実際に使ってみて不満が出ることがあります。まずは、使い勝手のよさや使用目的に合っているかなど、自分がスマートウォッチに求めることを優先して選ぶことがおすすめです。
Q.子どもにスマートウォッチを持たせるのは早すぎる?
A.子どもが使い方や注意点を理解でき、自分で管理できるのなら問題ありません。ただし、大人より破損や紛失のリスクが高いことを承知しておきましょう。最初は親が買い替えで不要になったスマートウォッチや中古品を与え、様子を見るのもよい方法です。
Q.スマートウォッチを購入する場合、実店舗とネットのどちらが有利?
A.両方にメリット・デメリットがあるため、以下を参考にして検討するとよいでしょう。
実店舗
- 試用見本を手に取りながら検討できる
- 在庫があれば購入後すぐに持ち帰ることができる
- 場合によっては値引き交渉も可能
- ネットより販売価格が高いことがある
- 必ずしも欲しい機種が店頭にあるとは限らない
ネット
- 複数の機種を比較検討しやすい
- 複数の業者で価格を比較して購入できる
- 実店舗よりも安く購入できることがある
- 試用見本を手に取って検討できない
- 注文から到着まで日数がかかる
まとめ
今回は、スマートウォッチの選び方について詳しく解説しました。スマートウォッチを選ぶときは、対応OSの種類や機能・デザインなど、あらゆるポイントをチェックして総合的に判断することが大切です。特に、スマホと連携して使用することが多いので、手持ちのスマホに対応しているかどうか、必ずチェックしておきましょう。数あるスマートウォッチの中から最も理想に近い機種を選ぶためにも、この記事を活用してみてください。