サッシの溝を掃除する方法は? 簡単に汚れがスッキリするコツを伝授!
サッシの溝には、いつの間にか汚れがたまっているものです。しかし、掃除をしようとしてもなかなか汚れが取れなくてお困りではないでしょうか。汚れままでは見た目も悪く衛生的な問題もあるため、何とかしてスッキリとキレイにしたいですよね。
そこで今回は、サッシの溝を掃除する方法を詳しく解説します。
この記事を読むことで、サッシの汚れを掃除するコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.サッシの溝は汚れやすい
最初に、サッシにたまる主な汚れや問題点について見ていきましょう。
1-1.サッシの溝とは
サッシの溝とは、サッシを固定し動きやすくするための溝のことです。溝を滑らせることによって、自由にサッシを開閉できます。サッシと溝がかみ合わないと、開閉がしにくくなり不便です。快適に使用するためには、溝に汚れがたまらないように気をつける必要があります。
1-2.土やホコリが主な汚れ
サッシの溝にたまるのは、主に土やホコリです。屋外に面しているサッシなら、主に土がたまり、屋内にあるサッシにはホコリがたまりやすくなります。花粉やペットの毛がたまることもあるでしょう。基本的にベタベタした汚れではないため、通常は掃き掃除や拭き掃除で簡単にキレイになるはずです。
1-3.汚れがたまりやすく掃除しにくい
サッシの溝は、汚れがたまりやすく掃除しにくい点が大きな問題です。また、通常の掃除道具が使いにくいため、掃除が不十分になる点も問題に挙げられます。そのため、つい掃除をせずに放置してしまうことになりがちです。しかし、汚れがたまった状態では、雑菌やカビが繁殖する温床になるだけでなく、サッシが劣化する原因にもなるので注意しましょう。
2.サッシの溝を掃除する方法
サッシの溝を掃除するために必要な道具や方法などを詳しく解説します。
2-1.サッシの溝掃除に必要な道具
サッシの溝を掃除するときは、以下のような道具をそろえましょう。
- 竹ぐし
- 古歯ブラシ
- サッシブラシ
- 掃除機
- ぞうきん
- キッチンペーパー
- 食品用ラップ
- 住宅用中性洗剤
- 消毒用エタノール
- マスク
- 手袋
2-2.サッシの溝を掃除する方法や手順
サッシの溝の掃除方法や手順は、以下を参考にしてください。サッシが湿っている場合は、ドライヤーなどで乾かしてから作業すると楽に掃除ができます。また、しっかり掃除をしたいのなら窓を外してから掃除するといいでしょう。
- サッシブラシを使用して汚れをほぐす
- 掃除機で大体の汚れを吸い取る
- 隅や細かい部分に入り込んだ汚れを竹ぐしや古歯ブラシでかき出す
- 掃除機で汚れを吸い取る
- 仕上げにぞうきんで水拭き・から拭きして仕上げる
2-3.長時間続けて掃除しない
サッシの溝掃除は、長時間続けて行わないようにしましょう。かがんだ姿勢で行うことが多く、足腰に大きな負担がかかるため、適度に休憩を入れながら進めてください。また、汚れをかき出したらすぐに掃除機で吸い取ったりぞうきんで拭き取ったりしましょう。せっかく取れた汚れが、再び溝に入り込んでしまいやすいからです。
2-4.落ちにくい汚れやカビにはつけ置きを活用する
特に落ちにくい汚れやカビには、つけ置きを活用することをおすすめします。ひどい汚れの場合は、住宅用中性洗剤を水で薄めたものをスプレーし、キッチンペーパーをかぶせてください。再度キッチンペーパーが十分にぬれるぐらいにスプレーした後、食品用ラップで覆って1時間ほど放置してから、こすると汚れが取りやすくなります。汚れを落とした後は、水拭き・から拭きで仕上げてください。カビが生えている部分は、土やホコリなどを除去してから消毒用エタノールをスプレーしましょう。
3.サッシの溝をキレイに保つ方法
サッシの溝を常にキレイに保つ方法をご紹介します。
3-1.週に1回の掃除が理想的
サッシの溝をキレイに保つためには、週に1回の掃除が理想的です。汚れが定着する前に取り除くことができます。家中のサッシの溝を1回で掃除するのは大変なので、ローテーションを組んで回していくといいでしょう。たとえば、今週はリビングのサッシの溝・次週は浴室のサッシの溝といった感じです。無理なく掃除でき、どのサッシの溝もピカピカに保つことができます。もちろん、特に汚れが気になる部分があれば、すぐに掃除しても構いません。
3-2.柔軟剤スプレーで静電気を防止する
サッシにホコリがたまらないようにするためには、掃除の仕上げに柔軟剤スプレー(水200mlに小さじ1の柔軟剤を混ぜる)をすると効果的です。静電気防止になり、ホコリがたまりにくくなります。スプレー後は、必ず乾いた布で拭き上げることを忘れないでください。水分が残ると逆効果になるだけでなく、カビが発生する原因になります。
3-3.サッシや窓が汚れていると溝も汚れる
サッシや窓が汚れていると、サッシの溝も汚れてしまいます。普段から、それぞれの掃除をきちんとすることが必要です。なお、洗剤を使った後や水拭きした後は、汚れた水がサッシに流れて溝にたまりやすくなるので気をつけてください。屋外に面している場合は、雨が降った後にも注意しましょう。
4.サッシの溝掃除に関するよくある質問
最後に、サッシの溝掃除に関するよくある質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.窓を開けなければ汚れを防止できるのでは?
A.窓を開けなくても、サッシの溝は汚れます。汚れを気にするあまり窓を開けないのでは、本末転倒です。ただし、風が強い日・花粉や黄砂が多い時期は窓を閉めておいたほうがいいでしょう。
Q.サッシの溝掃除に向く時間帯や天候は?
A.晴れた日の午前中がおすすめです。サッシに湿気が少なく、楽に掃除できます。また、水拭きをしても乾きやすいでしょう。
Q.サッシの汚れを放置したらどうなる?
A.窓や戸の開け閉めがしにくくなります。また、サッシの素材が劣化するため、寿命が早まるでしょう。サッシの汚れは放置せず、こまめに掃除してください。
Q.掃除機を使っても汚れがうまく吸い取れないのですが?
A.ヘッドを外し、筒だけの状態で使ってみてください。もしくは、サッシや隙間用のノズルを使うとうまくいきます。
Q.サッシの汚れがどんな方法でも落ちない場合はどうする?
A.プロのハウスクリーニング業者に掃除を依頼してみるといいでしょう。プロならではの経験とテクニックにより、キレイにしてもらえます。なお、前回交換してから10年程度経過している場合は、寿命と考えて新しいサッシに交換するのも一つの方法です。
まとめ
今回は、サッシの溝掃除について詳しく解説しました。サッシの溝は汚れがたまりやすく、掃除しづらいのが問題です。サッシの汚れを放置すると、雑菌やカビが繁殖する原因となるので注意しましょう。しかし、ちょっとした工夫で簡単に汚れを取り除くことができます。まずは、この記事を参考にして家中のサッシの溝を掃除してみてください。普段からこまめに掃除すれば、いつでもキレイな状態になり、サッシの開閉もスムーズになって、快適な生活を送ることができるでしょう。