冬物の収納でお悩みの方は必見! スッキリ片付くアイデアを紹介!
冬物の収納でお悩みではありませんか? お気に入りの冬物は、次のシーズンに着るときに困らないようにしたいですよね。しかし、いざ収納しようとすると、数が多すぎたりかさばったりして、途方に暮れてしまうことがあります。
そこで今回は、冬物の収納について詳しく解説しましょう。
この記事を読むことで、冬物を上手に収納するコツがよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。
1.冬物を収納するタイミングは?
最初に、冬物を収納するのにおすすめのタイミングについて見ていきましょう。
1-1.3月上旬
3月上旬は、冬物を収納する最初のタイミングです。3月になると、スプリングコートや春物の出番がやってきます。冬物の中でも、まずは、コートやダウジャケットなど厚手の上着を収納するといいでしょう。マフラーや手袋なども、収納するタイミングです。ただし、まだ肌寒い日もあるため、厚手の上着を少量残しておくことをおすすめします。
1-2.3月下旬~4月上旬
3月下旬から4月上旬になると、ニットを着ると暑く感じる日が増えています。街を歩いていても、冬服を着ている人はほぼいなくなるでしょう。この時期には、冬物の厚手のニットやスカート・パンツなどを収納するタイミングです。なお、朝と夜の寒暖差が激しい時期となるため、中厚のカーディガンやフリースを残しておくといいでしょう。
1-3.4月下旬
遅くとも、ゴールデンウィーク前には冬物の収納を済ませましょう。ゴールデンウィークを迎える4月下旬~5月上旬は、日によっては夏日になることもあります。雨が降ると、蒸し暑くなることでしょう。すると、害虫が活発に動き出して卵を産卵するようになります。また、カビも発生しやすくなる時期です。思わぬ被害を防ぐためにも、残りの冬物もゴールデンウィーク前にきちんと除湿・防虫対策をしてから収納しましょう。
2.収納前のクリーニングや洗濯について
冬物を収納する前に、きちんとクリーニングや洗濯をすることが大切です。主なアイテム別にクリーニングや洗濯のコツを解説します。
2-1.クリーニングか家で洗濯するかチェックする
冬物をクリーニングに出すか、家で洗濯するかの判断基準は、以下を参考にしてください。
クリーニングに出す
- 高価なブランド品
- 本革・毛皮・スエード製
- ダウンジャケット・コート
- 洗濯による型崩れや色あせが心配
家で洗濯する
- 洗濯表示に「水洗い可」「手洗い可」がある
- 普段着や部屋着
なお、家で洗濯できる冬物でも、洗濯する手間や時間を省きたかったり、お金をかけてもキレイに仕上げたかったりするのならクリーニングに出しましょう。
2-2.家で洗濯するときのポイント
家で冬物を洗濯するときのポイントを、主なアイテム別にご紹介します。
2-2-1.セーター
セーターは、洗濯によって風合いが損なわれたり縮んだりしやすいものです。洗濯表示を見て、水温や干し方の指示もきちんと見ておきましょう。基本的には、30~40℃程度のぬるま湯と毛糸洗い専用洗剤をキレイな洗面器に入れ、たたんだセーターをつけて、ゆっくり上から押し洗いしてください。汚れが落ちたら、お湯を換えて洗剤成分が残らないようにしっかりすすぎましょう。最後に、キレイなタオルで包み、上から押すようにして脱水したら、形を整えて日陰で平干してください。
2-2-2.ウールのコート・ジャケット
ウールのコートやジャケットも、家で洗濯する場合は、手洗いをしましょう。具体的な方法は、セーターと同様です。ホームクリーニング用の洗剤を使うと、より安心でしょう。ポイントは、たらいなどの大きな容器か、キレイに掃除したバスタブを利用し、やさしく押し洗いすることです。コートやジャケットは、特に襟元や袖口が汚れているので、丁寧に洗って汚れを落としてください。
2-2-3.そのほかの冬物アイテム
そのほかの冬物アイテムは、目立つ汚れがないか目視でチェックし、汚れがひどいときはポイント洗いをしてから洗濯ネットに入れ、洗濯表示を確認して、洗濯機の通常コースか手洗いコースで洗いましょう。洗濯後は汚れが落ちているか確認し、問題がなければ形を整えて干してください。
2-2-4.手袋・マフラーなどの小物類
手袋やマフラーなどの小物類も、洗濯表示に従って手洗いするか、洗濯ネットに入れて洗濯機の手洗いコースで洗濯しましょう。軽く脱水したら、形を整えて干してください。なお、装飾がついているものは、洗うときに取れやすいので手洗いで対応するといいでしょう。
3.冬物収納のカビや虫食い対策
冬物を収納する際の、カビ・虫食い対策について見ていきましょう。
3-1.除湿対策をする
カビや虫食いを予防するには、除湿が基本です。具体的には、以下の方法を参考にしてください。
- 洗濯後によく乾かしてから収納する
- 収納場所の除湿をしてから収納する
- 除湿剤を使う
3-2.防虫剤を使用する
市販の防虫剤を使うことで、虫食い被害を防ぐ効果が期待できます。使用する際は、必ず説明書をよく読んでください。なお、防虫剤には使用期限があります。使用期限を過ぎないうちに、早めに交換するようにしましょう。
3-3.詰め込みすぎない
収納する際は、詰め込みすぎないようにしましょう。詰め込み過ぎると、風とおしが悪くなり、湿気の逃げ場がなくなってしまいます。すると、カビや害虫が発生しやすくなるのです。まだ余裕があるかな、と感じるぐらいで終えておきましょう。冬物が収納に入りきらない場合は、再度仕分けをして不要な服を処分することも必要です。
3-4.時々出して虫干しする
収納したままにせず、時々出して虫干しをしましょう。湿気を逃すことができ、カビや害虫の発生を最低限に抑えることもできます。ついでに、収納場所の掃除と湿気対策も行ってください。押し入れやクローゼット内部の湿気は、開けたままにして扇風機の風を当てたりエアコンの除湿機能を使ったりして除去しておきましょう。
4.冬物の収納方法
主な冬物の収納方法をご紹介します。
4-1.ジャケット・コートはハンガーにかける
冬物のジャケット・コートは、型崩れを防ぐために、ハンガーにかけて収納しましょう。さらに、衣類用カバーをかけておくとホコリから守ることができます。収納する際は、適度の余裕を持ってかけてください。詰め込みすぎると、通気性が失われて湿気がこもり、カビ・害虫が発生する原因になります。
4-2.シーズン初めに使うものは取り出しやすい位置に
薄手のセーターや長そでのトップスなど、冬物でもシーズン初めに使うものは、取り出しやすい位置に収納しておくと便利です。たとえば、クローゼットに収納するときも、中段・手前側に収納すれば、使いたいときにすぐ取り出すことができます。
4-3.小物類は密閉袋に入れて収納する
マフラーや手袋・ストールなどの小物類は、キレイにたたんでから密閉袋に入れて収納するといいでしょう。このとき、防虫剤や除湿剤を入れておけば安心です。密閉袋に入れることで、かさが減り、たくさんの小物類を収納しやすくなります。さらに、まとめて収納ケースに入れておけば、スッキリ片付くでしょう。
5.不要な冬物を処分する方法は?
不要な冬物を処分する方法を詳しく解説します。
5-1.次のシーズンに着ないものは処分する
不要な冬物を仕分けるときは、以下のポイントを参考にしてください。仕分けるときは、深く考えずにどんど進めることがコツです。
処分する
- 汚れ・傷みがひどい
- デザインの好みが変わった
- 体のサイズに合わない
- 手持ちのアイテムにコーディネートしにくい
- 今シーズン1回も着なかった
残す
- 汚れ・傷みが少なく状態がいい
- 流行に関係ない定番のアイテム
- 個人的な思い入れがある
- 来シーズン着る予定がある
5-2.不要になった洋服を買取してもらう方法
不要になった洋服でも、状態のいいものは買取してもらえることがあります。
5-2-1.古着買取専門店に売る
古着買取専門店では、不要になった洋服を買取してくれます。人気ブランド品で状態のいいものは、1点から買取してもらえて便利です。実際の買取金額は、業者に査定を依頼して確認してください。なお、ノーブランド品やシミのあるものなどは、1kg100円程度が買取相場です。
メリット
- 中古市場を参考に適切な査定をしてもらえる
デメリット
- ノーブランド品はほとんど価格がつかない
- 業者に持ち込む手間がかかる
- 買取不可の場合でも引き取り処分を依頼できない
5-2-2.ネットオークションやフリマアプリで売る
ネットオークションやフリマアプリでは、毎日多くの洋服が売買されています。特に、人気ブランドで旬のアイテムや状態のいいものは、タイミングが良ければ、新品とほぼ同じ価格で落札されることもあるでしょう。1枚ずつでも数枚まとめてでも出品できるのも、ネットオークションやフリマアプリならではの特徴です。
メリット
- 自分が売りたい価格で出品できる
- 業者で買取不可となったものも出品できる
- ネットオークションでは思わぬ高値落札もある
- 欲しがっている人と直接やり取りできる
デメリット
- なかなか落札されないことがある
- 商品クレームや支払い遅延などのトラブルが起きやすい
- こん包・発送が面倒
- 落札から発送までこまめなやり取りが必要
5-3.シーズン直前からシーズン初めが最も高く売れる
洋服を高く売るためには、売るタイミングも考えましょう。最もおすすめなのは、シーズン直前からシーズン初めに売ることです。多くの人が、すぐ着られる服を探しているため、高く売りやすいでしょう。反対に、シーズン半ばをすぎると、高値で売りにくくなります。理由は、販売店でセールが始まり、新品が安く手に入るようになるからです。また、オフシーズンには需要がさらに減ってしまいます。シーズン前から準備しておき、売るタイミングを逃さないようにしましょう。
6.冬物の収納に関するよくある質問
最後に、冬物の収納に関する質問に回答します。それぞれ参考にしてください。
Q.しっかり除湿・防虫対策した洋服に虫食いが発生した原因は?
A.以下のような原因が考えられます。
- 収納前のクリーニングが不十分で汚れが残っていた
- 除湿・防虫対策が間違っていた
- 収納場所の除湿・湿気対策をしなかった
Q.冬物を増やさないためのコツは?
A.目的もなくバーゲンに行かない・同じような服を買わないなどです。また、適宜仕分けをし、不要な服はこまめに処分しましょう。新たな収納用具を買わないこともおすすめです。
Q.コートをかける場所がないのでたたんで収納してもいい?
A.コートをたたむと型崩れの原因になるため、積極的にはおすすめしません。しかし、たたむ必要があるときは、以下の方法を参考にしてください。
- ベルトなどを外して、キレイで広い床などにコートを置く
- 袖を内側にたたむ
- キレイなタオルを棒状に巻いたものを折り目にはさみながら、縦に三つ折りする
- 収納ケースに形を崩さないように収納する
なお、コートを収納した上に、ほかのものを収納するのはやめましょう。型崩れやシワの原因になります。
Q.押し入れやクローゼットの通気性を確保するアイデアは?
A.すのこを置いてから、収納ケースなどを置くといいでしょう。通気性がたかまり、湿気がこもりにくくなります。抗菌プラスチック素材のすのこなら、より清潔に保管できておすすめです。
Q.クリーニング店の衣類カバーはつけたまま収納するべきか?
A.いいえ。必ず外してから収納してください。クリーニング店の衣類カバーは、店舗保管時のホコリやすれによる傷を防ぐためのものです。クローゼットなどにそのまま収納すると、湿気がこもりやすくカビなどの原因になります。
まとめ
今回は、冬物の収納について詳しく解説しました。冬物の収納は、遅くともゴールデンウィーク前までに終えましょう。収納する際は、カビや害虫の繁殖を防ぐためにも、しっかりクリーニングや洗濯をすることが大切です。また、湿気がこもらないよう除湿に気をつけたり、防虫剤を使ったりすることも忘れないでください。なお、詰め込み過ぎも素材が傷む原因になります。まずは、不要な冬物を仕分けて処分しましょう。