雪虫の対策を知りたい人は必見! 発生する原因や体への影響も詳しく!

雪虫の対策方法をお探しではありませんか? 雪虫が発生すると、本格的な冬が来ると言われていますよね。雪虫とは、白い綿を身にまとったような姿から、空中を舞うと雪が降っているように見える虫の通称です。しかし、雪虫が大量に発生すると、体にさまざまな影響を与えることがあり、注意する必要があります。まずは、雪虫の影響を最低限に抑えるために、どんな原因で雪虫が発生するのか理解し、正しく対処することが大切です。

そこで今回は、雪虫の対策について詳しく解説します。

  1. 雪虫ってどんな虫?
  2. 雪虫が発生する原因
  3. 雪虫が体に与える影響
  4. 雪虫の対策方法
  5. 雪虫の対策に関するよくある質問

この記事を読むことで、雪虫の対策方法がよく分かります。まずは、記事を読んでみてください。

1.雪虫ってどんな虫?

最初に、雪虫とはどんな虫なのか詳しく見ていきましょう。

1-1.雪虫はアブラムシの一種

雪虫とは、アブラムシのうち白線物質(白い綿のようなもの)を出すものの通称です。体長は4~5mm程度で、黒っぽい体と羽に白線物質をまとっています。地方によっては、ワタムシ・オオワタ・シーラッコ・オユキコジョロなどと呼ばれることもあるでしょう。なお、雪虫は植物の汁を吸って生きており、自然界にいる状態で人間に害をなすことはありません。

1-2.ふわふわと飛びながら移動する

雪虫は、ふわふわと風に乗って飛びながら移動するのが特徴です。まるで雪が舞うように見えることから、雪虫と呼ばれています。雪虫はとても弱い昆虫であり、寿命は約1週間で、障害物に当たるだけでもすぐに死んでしまうのが特徴です。そのため、手で捕まえたときにはすでに死んでしまっていることもあるでしょう。雪虫という名前のとおり、繊細な虫であるといえます。

1-3.冬の到来を告げる虫として知られている

雪虫は、冬の到来を告げる虫として知られています。雪虫が現れるタイミングは、秋の終わりから冬に差しかかるころであり、初雪が舞う直前になることが多いからです。実際に、雪虫が見られるようになってから、1~2週間ぐらいで初雪を観測し、本格的な冬がやってきます。白い雪をまとったような見た目どおり、冬の到来を告げる虫として有名です。

2.雪虫が発生する原因

雪虫が発生する主な原因を解説します。

2-1.木が多い

雪虫はアブラムシの一種であり、エサとなる木がある場所で繁殖します。したがって、木が多い場所ほど、雪虫の数が多くなるのです。公園や街路樹などで、木が多く生えている場所は、雪虫が空中を覆い尽くすほど大発生することもあります。

2-2.残暑が長い

残暑が長いのも、雪虫が発生しやすい条件の一つです。気温が高い時期が長く続くと、雪虫の繁殖期間も長くなり、大量発生しやすくなります。雪虫が大量に発生すれば、当然ながらエサとなる樹木も多く必要になるため、新しいエサを求めて飛び回ることになり、私たちの目に触れやすくなるのです。

3.雪虫が体に与える影響

雪虫が体にどんな影響を与えるか、主なものを詳しく見ていきましょう。

3-1.アレルギーを発症することがある

雪虫を大量に吸い込んでしまうことで、人によってはアレルギーを発症する可能性があります。また、雪虫と同時に雑菌などが体内に入って、悪影響をおよぼすこともあるでしょう。くしゃみやせきが止まらない、皮膚にかゆみやじんましんが出るなど、人によって症状はさまざまです。

3-2.精神的にイライラする

雪虫が発生すると、精神的にイライラする人も多くいます。特に、大量発生した場合は、視界が悪くなるだけでなく、口や鼻から体内に入り込むこともあり、イライラしやすくなるのです。体に直接影響がなくても、精神的にイライラすることで体調不良の原因になることもあります。

3-3.死がいが雑菌やカビの温床になる

雪虫の死がいも、場合によっては体に悪影響を与えることがあります。たとえば、死がいが野菜などの農作物に入り込めば、カビや雑菌の温床になるのです。農作物が傷むだけでなく、きちんと除去せずに調理されてしまった場合、おなかの調子が悪くなるなど、体調不良を起こすこともあるでしょう。

4.雪虫の対策方法

雪虫の主な対策方法を詳しくご紹介します。

4-1.玄関に入るときによく払う

髪や服に付いた雪虫は、玄関に入るときによく払って家の中に持ち込まないようにしましょう。雪虫は、気が付かないうちに、髪や服に付いていることがあるので念入りに払い落してください。家の中で繁殖する可能性はありませんが、成虫が飛び回るのは不快ですし、死がいは雑菌が繁殖する原因になるので不衛生です。

4-2.網戸を付ける

網戸を付けることで、家の中に雪虫が侵入するのを防ぐことができます。換気などのために窓を開けたくても、そのままでは大量の雪虫が侵入してしまうことでしょう。しかし、網戸を付ければ、換気に影響することなく、雪虫の侵入を抑えることが可能です。すでに網戸がある場合は、破損している部分がないかチェックしてください。破損している部分から雪虫が侵入する可能性があります。

4-3.マスクをして外出する

雪虫が特に多い日などは、マスクをして外出するようにしましょう。マスクをすれば、鼻や口から雪虫を吸い込む心配がなくなります。マスクを装着するときは、なるべく顔に密着させるようにしてください。また、実際に装着してみて息苦しさを感じないものにしましょう。息苦しさを感じるものだと、無意識に外してしまうので効果が半減します。

5.雪虫の対策に関するよくある質問

最後に、雪虫の対策に関する質問に回答します。それぞれ確認しておきましょう。

Q.雪虫の対策はいつから始めるべきか?
A.10月下旬には始めましょう。実際には、雪虫を目撃してからでも構いません。ただし、北海道など特に大量発生する地域に住んでいる場合は、テレビやインターネットの雪虫観測情報なども参考にすることをおすすめします。

Q.自宅の木を切れれば雪虫の被害もなくなる?
A.確かに、自宅の木を切ってしまえば、雪虫が大量に発生する原因にはなりません。しかし、近所の木に大量発生するのを防ぐことはできないので、引き続き対策が必要になります。

Q.雪虫に殺虫剤を使ってもいい?
A.可能です。ただし、大量に使い過ぎない、ペットのいる場所は避けるなど説明書の注意をよく読んでから使いましょう。

Q.窓のサッシに雪虫の死がいが大量にあるのですが?
A.掃除機で吸って掃除しましょう。大量の死がいを手に触れることなく掃除できます。なお、掃除機で吸った後は、なるべく早く掃除機の中のゴミを捨ててください。放置すると、掃除機の中で雑菌やカビが発生する原因になります。

Q.冷夏の年なら雪虫の対策は必要ない?
A.いいえ。いわゆる冷夏の年であっても雪虫は発生します。例年と同様、きちんと対策をしておきましょう。

まとめ

今回は、雪虫の対策について詳しく解説しました。雪虫は、冬の訪れを知らせる虫とされています。確かに、見た目は白い雪をまとったように見えるので、数匹程度ならかわいらしいと思うことでしょう。しかし、大量発生した場合、口や鼻から入り込んだり、家の中に入り込んだりして、さまざまな被害をもたらします。衛生的かつ快適に生活するためにも、雪虫対策をきちんと行いましょう。