拭き掃除のコツは? 正しいやり方や役立つ便利グッズを紹介!

「拭き掃除の正しいやり方が知りたい!」「できるだけ簡単に済ませる方法はないのか?」など、拭き掃除で頭を抱えている方は多いのではないでしょうか。面倒で体力も消耗しがちな拭き掃除ですが、正しい方法や役立つ便利グッズを把握しておけば、スムーズな掃除が可能です。

本記事では、拭き掃除で押さえておきたいポイントを解説します。

  1. 拭き掃除はどんな場所におすすめ?
  2. 正しい拭き掃除の方法は?
  3. 拭き掃除に役立つ便利グッズ
  4. 拭き掃除をする際の注意点
  5. 拭き掃除に関してよくある質問

この記事を読むことで、拭き掃除の正しいやり方や便利グッズなどが分かります。気になっている方はぜひ参考にしてください。

1.拭き掃除はどんな場所におすすめ?

まずは、拭き掃除が最適な場所など基本をチェックしておきましょう。

1-1.拭き掃除は家掃除の基本

拭き掃除をするべき場所を紹介する前に、拭き掃除の必要性とメリットを把握することが大切です。「拭き掃除は面倒、できればやりたくない」と考える方が多いですが、拭き掃除は家掃除の基本といわれています。基本的な方法を覚えておけば、常にきれいな状態が維持できるでしょう。確かに、手間はかかりますが、拭き掃除は掃除機だけでは得られないホコリっぽさも除去できるメリットがあります。掃除機がけと併せて拭き掃除を行うことで、家の中の空気が清々(すがすが)しくなるのです。

1-2.拭き掃除は床掃除に最適!

拭き掃除は床掃除に最適です。基本的に、ホコリは空気よりも重たいので、自然と床の上に落ちます。床に落ちたホコリは掃除機でも吸い取ることができますが、掃除機から出る排気ですぐにホコリが舞い上がってしまうのです。ホコリを舞い上がらせることなく除去できる方法としては、拭き掃除が最適といえるでしょう。また、床は意外と汚れているものなので、ぬれたぞうきんでしっかりと水拭きをしたほうがこびりついた汚れも落とすことができます。毎日する必要はありませんが、定期的に床の拭き掃除をすることできれいな状態が維持できるでしょう。

1-3.家具や家電の上・キッチン・トイレなどもおすすめ

家の中でホコリがたまる場所はたくさんあります。床掃除のほかに水拭きで掃除してほしい場所は、家具や家電の上です。たとえば、電子レンジや冷蔵庫・本棚などの上にはたくさんのホコリがつもっています。特に、静電気が集まりやすい家電類はホコリが吸着しやすくなるため、目に見えない細かい汚れもつきやすくなるのです。さらに、頑固な油汚れが付着するコンロや水垢(みずあか)がつきやすいシンクといったキッチン、トイレの床も水拭きをおすすめします。

2.正しい拭き掃除の方法は?

それでは、正しい拭き掃除の方法を紹介します。

2-1.拭き掃除の準備が大切!

正しい拭き掃除のやり方をチェックする前に、拭き掃除の準備を把握しておきましょう。基本的に、拭き掃除は労力をかけすぎないことが重要となりますが、拭き掃除に使うぞうきんを準備する段階がポイントになるからです。拭き掃除の準備で押さえておきたいのは、ぞうきんのたたみ方としぼり方にあります。それぞれの具体的なやり方は以下のとおりです。

ぞうきんのたたみ方

  1. ぞうきんの端をそろえるように2つに折る
  2. 同じ流れで4つ折り→8つ折りにする
  3. 手のひらの大きさになるまで折りたたんで完了

ぞうきんのしぼり方

  1. たたんで手のひら大にしたタオルを2つ折りにする
  2. 両手を前後にしてバットをにぎるような感じでギュッとしぼる

2-2.拭き掃除の順番は上→下、奥→手前

正しい拭き掃除のやり方は、上→下、奥→手前と順番が決まっています。高いところを掃除する際は、下からではなく上から下にかけて掃除をするのが正しいやり方です。前述したように、ホコリは空気よりも重いため、上から下へと落ちます。下から上にかけて拭き掃除をすれば、再び床に落ちたホコリを掃除しなければなりません。また、手前から奥に掃除するときも同じで、せっかくきれいにした場所が汚れてしまいます。上から下、奥から手前を心がけることで何度もやる手間を省くことができるのです。

2-3.拭き方のコツは「コ」の字に拭くこと

水拭きのコツは、「コ」の字を描くように拭くことです。普通に拭いていると、どこを拭いたのか分からなくなってしまいます。しかし、コの字型にして少し重なるように拭くことで拭き残しがなくなるのです。床掃除だけでなく、テーブルも拭き掃除をするときは枠をとるように口の字型に4辺を拭き、その中を奥から手前にかけてコの字型に拭くといいでしょう。さらに、折りたたんだぞうきんが途中でバラけ内容に、端のほうを親指と人差し指ではさみながら拭いてください。ポイントは、指を広げるようにして均等に圧がかけられるようにすることです。

3.拭き掃除に役立つ便利グッズ

より拭き掃除が楽になるように役立つ便利グッズをいくつか紹介します。

3-1.ぞうきんよりもホコリが取れる「マイクロファイバータオル」

拭き掃除で二度拭きしたくない方におすすめしたいのが、マイクロファイバータオルです。マイクロファイバータオルは普通のぞうきんよりも目が細かくなっているため、汚れを落とす力があります。また、水拭きした後に残りがちな拭き跡も残りにくくなるのです。拭き跡をきれいにするのが面倒に感じている方は、マイクロファイバータオルをぞうきん代わりに使ってみてはいかがでしょうか。中には、マイクロファイバークロスでできた手袋型ぞうきんもあります。ぞうきんが途中でバラけるのが嫌な人にぴったりのアイテムです。

3-2.効率的に水拭きができる「フローリングモップ」

床掃除でかがみたくない方におすすめしたいのが、フローリングモップです。わざわざかがまず効率的に水拭きができるアイテムとして、足腰が弱くなりがちな主婦層に人気があります。さまざまなタイプのフローリングモップが発売されていますが、マイクロファイバーが使われているアイテムがおすすめです。細かいホコリもこびりつき汚れをしっかり落とすことができます。ウェットタイプのシートを使った後は、普通のシートに変えるだけで水滴も残さず掃除できるでしょう。

3-3.台所用洗剤を活用しよう

だいたいの汚れは水拭きでも落とすことができますが、頑固な汚れはなかなか落ちません。そんなときに役立つのが、台所用洗剤です。台所用洗剤をぞうきんにつけて、気になる箇所の拭き掃除をします。後は、洗剤が残らないように水拭きとから拭きをくり返すだけでOKです。台所用洗剤の中でも、家中の汚れを落としてくれる花王の「マイペットスプレー」をおすすめします。シュッと一拭きして拭くだけなので時間と手間がかかりません。ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

3-4.需要が高まっている「ロボット掃除機」

拭き掃除を手伝ってくれるロボット掃除機もおすすめのアイテムです。購入費用が高くなりますが、忙しくてどうしても水拭きができない方には最適なアイテムといえるでしょう。ロボット掃除機はホコリを吸い込むだけでなく、ジェットスプレーで水を噴きつけ汚れを浮かせてからこすり落とします。拭き掃除を自動的にやってくれるロボット掃除機を活用すれば、いつもピカピカの床が維持できるでしょう。

4.拭き掃除をする際の注意点

拭き掃除をスピーディーに終わらせるために、ここでは注意点をいくつか紹介します。

4-1.しっかりとぞうきんの水をしぼる

基本ですが、水拭きをする際はしっかりとぞうきんの水気をしぼってください。中途半端にしぼってしまうと水気が床に残り、木材の腐敗につながる恐れがあります。水滴が床材に残ったままになってしまい、そのままかわいて白い跡になってしまうのです。また、洗剤を使うときもきちんと水拭き→から拭きをくり返して洗剤が残らないように気をつけましょう。洗剤が残ってしまうとさらにホコリがこびりついてしまい頑固な汚れになってしまいます。

4-2.トイレの拭き掃除は使い捨てタイプを使う

トイレなど特に衛生面に注意を払わなければならない場所は、使い捨てタイプのウェットシートを活用しましょう。トイレの床や壁には、目に見えない尿が飛び散っていることがあります。ぞうきんを使いまわすことが絶対にNGとはいいませんが、使いまわしてしまうと汚れが再びついてしまう恐れがあるのです。目に見えない雑菌がついているからこそ、使い捨てタイプのアイテムを使ったほうが清潔な環境を維持し続けることができます。

4-3.掃除機をかける場合は順番に要注意!

掃除機をかけた後に水拭きをすると逆に汚れてしまうので注意してください。掃除機をかけた後のほうがきれいにできると思いがちですが、掃除機から出る排気でホコリが舞い上がってしまいきれいにできません。理想は、フロアワイパーやモップで簡単にから拭きをした後に水拭きをします。ここで注意しておきたいのは、逆に水拭きを最初にしないことです。最初に水拭きから始めてしまうとすき間や溝に水分を含んだホコリが固まってしまい、除去しにくくなってしまいます。フロアワイパー等でから拭きをした後に水拭きをして、最後にから拭きをしてからしっかりと水気を取りましょう。

5.拭き掃除に関してよくある質問

拭き掃除に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.皮脂汚れを落とすコツは?
A.付着したばかりの皮脂汚れなら洗剤を使わなくても水拭きで簡単に落とすことができます。けれども、ある程度時間が経(た)った皮脂汚れはなかなか落ちません。そんなときは、台所用洗剤+お湯を活用してください。お湯を使うことで頑固な汚れをやわらかくすることができます。洗剤を活用することで、さらに落ちやすくなるでしょう。

Q.水拭きできないフローリング材はあるのか?
A.フローリングの種類は、大きく分けると合板フローリングと無垢(むく)フローリングの2種類があります。合板フローリングはワックスが塗られているので水拭きできますが、無垢フローリングは天然木が使用されているため、拭き掃除には向いていません。水拭きではなく、から拭きをしたほうがいいでしょう。どうしても取れない汚れがある場合は、しっかりと水をしぼって最小限に抑えるようにしてください。

Q.ホコリをたまりにくくする裏技は?
A.日ごろから拭き掃除を心がけることはもちろん、お酢を使う方法がおすすめです。お酢には汚れを浮かせる効果が期待できます。そのため、ホコリがたまったとしても軽い力で拭き掃除をすることができるのです。お酢を使った掃除方法は、水100ml:お酢50mlを混ぜたものをスプレーボトルに入れて、汚れている箇所に吹きかけ拭き掃除をするだけで構いません。ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

Q.拭き掃除の理想頻度は?
A.できれば毎日心がけてほしいですが、育児や仕事をしながらの拭き掃除は大変です。1週間に1度は拭き掃除を心がけるといいでしょう。1週間に1回は絶対に決めておき、気になったときサッと拭けるよう近くにウェットシートやマイクロファイバータオルを用意しておくといいですよ。小さい子どもやペットがいる家庭は清潔さが大切なので、2日に1回は水まわりなど汚れやすい箇所の拭き掃除を行ってください。

Q.なぜ拭き掃除をした後、から拭きをするのか?
A.かわいたぞうきんで掃除をすることで、水気を拭き取ることができます。ホコリやゴミがたまりやすい場所はどうしても湿気がたまり、頑固な汚れになりがちです。だからこそ、から拭きをすることで汚れが湿ってへばりつくことを未然に防止できます。から拭きは頑固な汚れを防ぐだけでなく、水拭きの後に行うことでより汚れをしっかりとキャッチしてくれるのです。から拭きが面倒な場合は、ぬれていないシートをフロアワイパーに取りつけて仕上げをするといいでしょう。

まとめ

拭き掃除を行うことで、より細かい汚れやこびりついた皮脂汚れなどを落とすことができます。掃除機以上の効果が得られるのは間違いないので、1週間に1度は拭き掃除を心がけてください。ぞうきんを使いかかんで掃除するのが面倒な方は、フロアワイパーやマイクロファイバータオルを活用するといいでしょう。役立つ便利グッズを活用することで、面倒に感じる拭き掃除も楽にできるはずです。効率的な方法で室内をきれいにしましょう。