良かれと思ったことが逆効果にならないように。浴室リフォームの注意点3つ。
古いお風呂は浴槽も小さく、カビも生えやすくて管理が大変。
きれいで大きなお風呂にリフォームしたい、と思っている方も多いでしょう。
でも浴室リフォームは施主様の希望通りに行ったはずなのに「失敗した」と後悔される方も少なくないのです。
そこで今回は浴室をリフォームする際の注意点をまとめてみました。
注意点その1 浴室のリフォームは早め早めに行う
古い住宅の浴室は、下地材で防水したうえにタイルなどを張ってしあげる在来工法という方法で作られています。
この方法で作られた浴室は下地材が劣化すると防水機能が弱まり、土台の腐食や水漏れが起こります。
表面上は何ら変わりの内容に見えて、内部が痛んでいるという場合も多いので、浴室と繋がっている洗面所の床がぶわぶわとしてきたり、掃除をしても嫌なにおいが消えない場合はすぐにリフォームをした方が良いでしょう。
まだ大丈夫、とリフォームを先延ばしているとよりお金がかかる工事をしなくてはいけなくなります。
注意点その2 窓や照明の位置や大きさに気を付ける
浴室に大きな窓があると開放感がありますし、空気の循環が手軽にできますから防カビの効果も高いです。
しかし、浴室は裸になる場所。
1階に浴室があり、目隠しになるものがないと入浴している姿が通行人に見えてしまう、ということもあるでしょう。
また、窓の反対側に照明をつけるとたとえ目隠しをしていても窓に裸のシルエットがうつってしまう、ということもあります。
窓の大きさと照明の位置は十分に注意しましょう。
最近の換気扇は優秀ですから、回しておけばかなりの防カビ効果を期待できます。
窓が無理でも心配はいりませんよ。
注意点その3 10年後を見据えたリフォームをする
浴室はお年寄りの転倒事故が一番多い場所です。
また、浴室だけリフォームをした場合洗面所との間に段差が生まれ、店頭の原因になるかもしれません。
35歳で家を建て、50歳でリフォームした場合、10年後は60歳。
元気ですが足腰に不安が出てくる年齢です。
浴室に手すりを付ける余裕を持たせておいたり、いっそのこと洗面所と浴室を同時にリフォームしてしまったりすれば、10年後、より安全な生活ができます。
複数の箇所を同時にリフォームをすると一時的に払う金額は高くなりますが、チマチマとリフォームをするよりトータルでは安くつきます。
ある程度の金額になるとリフォーム減税なども受けられますので、リフォームを思い立ったら数か所一気にやってしまいましょう。
いかがでしたか。
これから浴室をリフォームしようという皆様、ついつい希望が先行しがちになる気持ちもわかりますが、お風呂は裸で入る場所だからこそ、プライバシーを大切にしたいものです。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。