カーポートの修理を考えている方へ ~修理方法と注意点~
車を停める場所に壁に囲まれていない屋根や柱のことを“カーポート”と言います。
カーポートは車を雨風、障害物から守るために必要なものとなっており、一軒家にはよく設置されているのをみかけるでしょう。
もし、カーポートが壊れてしまった場合、修理にはどのくらいかかるのか気になるところです。
カーポート修理費用や屋根修理の仕方・種類、火災保険の適用など詳しくみていきましょう。
カーポートを修理したいと考えている方は必見です!
1.カーポートの修理事例
実際に修理されたカーポートの事例をみていきながらどのような破損でどのような修理をおこなうのかチェックしていきたいと思います。
カーポートにも破損状態によって修理の仕方が変わってきます。
自分のケースを比較していきながらチェックしていくと良いでしょう。
1-1 カーポートの屋根修理
屋根に積もった雪によってパネルが割れたり、破損してしまうことが非常に多いです。
屋根のパネルはアクリルやポリカーボネートと呼ばれる種類の材料があります。
どの種類を使うのかによって強度や費用が変わってくるため依頼するまえに必ず業者と確認してください。
また、何枚カーポートの屋根を修理するかどうかも決めておかなければなりません。
ほとんどの業者ではたった1枚だけでも張替えOK、部分修理でも受け付けているところが多いので安心です。
結構、カーポートの屋根だけなくなってしまった、飛んでいってしまったということが多いです。
カーポートは高いんじゃないの…と不安に思っている人もいると思いますが、比較的安い素材もあるため一度業者に相談してみましょう。
1-2 カーポートが倒れてしまった場合
老朽化や台風の強い風でカーポートを支えるための柱が折れてしまったり、倒れることもよくあります。
もし、カーポートが倒れてしまった場合は、その状況にもよりますが、地面の基礎部分、支柱の根元を修理するだけで大丈夫でしょう。
このときにカーポートの屋根やアルミ枠が壊れてしまうとその分費用も重なってしまいます。どこが壊れているのか、業者に依頼するまえに確認することも大切になってくるので忘れないでください。
カーポートが倒れた場合は、屋根やそのほかの部分も壊れていないかどうかチェックすること。そして、業者に確認をしてもらうことを覚えておいてくださいね。
1-3 カーポートを新規設置する
老朽化が原因でカーポートを全部取り払い、新規設置しなければならないケースもあります。
費用はほかの修理と比べてかかってしまいますが、新しいカーポートを設置することで強度がアップしますし、車を守ることができるでしょう。
カーポートの新規設置では、まず、今まで使われてきたカーポートを撤去します。
そして土間打ちをおこない新しいカーポートを設置することになるでしょう。
施工期間はおよそ2週間です。施工期間が結構かかるので周囲の隣人への配慮も気をつけてくださいね。
2.費用の目安と火災保険について
2-1 カーポート修理にかかる費用はどのくらい?
カーポートを修理するとき、もっとも気になるのが「費用」だと思います。
屋根のパネルを交換する屋根修理であれば、1枚あたりの値段となり、何枚替えるかどうかで費用が変わるでしょう。
また、アルミ材交換も従来のアルミ材が用意できなければカーポートを新規設置しなければなりません。
その分、費用もかかってしまうので注意してください。
では、どのくらいかかるのかおおよその目安を把握しておきましょう。
- 屋根パネル交換…1枚あたりおよそ15,000円~25,000円
- アルミ材交換…20,000円~
- カーポートの新規設置…150,000円~
業者に依頼した場合の費用はだいたいこのくらいが目安となっています。
業者によってはこの費用に古いカーポートやパネルの処分費用が加えられる場合もあるのでしっかり見積もりを出してもらってください。業
者に依頼せずに自分で修理する場合は、材料を用意するだけで良いので数千円で済みますが、修理に必要な道具を用意しなければなりません。
2-2 火災保険は適用できるの?
火災保険でカーポート修理費用がゼロになるって本当?とよく質問で挙がっていますが、実際のところはどのようになっているのでしょうか。
いろいろとチェックしてみると、実際に火災保険の適用で修理費用がゼロになった人はたくさんいるようです。
屋根のパネル修理を火災保険を活用し、無料で修理できます。
しかし、火災保険の適用にはある条件をクリアしなければならないのでチェックしておきましょう。
ある条件とは、「風災・雪災・ヒョウ災」で壊れた場合のみ。
設置した当初から不具合が起きていたから修理したいという場合は適用できません。
つまり、自然災害で壊れてしまった場合のみ火災保険で費用ゼロにできるのです。
詳しいことは火災保険を取り扱っている会社のホームページで確認できるので一度チェックしてください。
3.修理を依頼する際の注意点
3-1 実績のある業者を選ぶ
カーポートの修理を業者に依頼するときは、実績があるかどうか確認してください。
カーポート修理の経験が豊富な業者の方がよりスムーズに的確に修理をおこなってくれます。
ムダがないため、費用も本当に必要な部分にだけ支払えるでしょう。
できるだけ費用を抑えたいのであれば実績のある業者に依頼することが1番です。
口コミや評判をチェックし、どこの業者が1番信用できるかどうか自分で調べてください。
親や友人から薦められた業者だとしても自分で確認することが大切です。
3-2 見積もりをすぐに出してくれる業者
業者に依頼するまえに見積もりを出してもらうことはとても大切なこと。
相談するときにこの修理であればどのくらいの費用が必要になるのかすぐに出してもらえる業者を選んでください。
見積もりで時間がかかってしまったり、内訳を見せてくれない、作成してくれない業者は悪質の傾向がみられます。
実際に、見積もりをしっかり確認していなかったせいで余分なお金を請求されたというトラブルが相次いでいるので要注意です。
後悔しないためにも見積もりは依頼するまえにしっかり確認しておきたいですね。
まとめ
カーポートの修理についてみてきましたがいかがでしたでしょうか。
もし壊れている部分を発見したら、どのような部分を修理すれば良いのか、破損の状況を自分でしっかり確認してください。
そこから業者に相談し、どこからどこまで修理が必要なのか、見積もりはどのくらいになるのか話し合いをおこなっていくことになります。
破損の理由によっては修理費用が無料になる火災保険が適用できるかもしれませんので、事前にチェックしておきましょう。
- カーポートの修理はほとんどが屋根パネルの交換
- 支柱、地面の基礎部分強化も可能
- 損傷がひどい場合はカーポートの新規設置が必要
- パネル、アルミ材交換はおよそ15,000円~25,000円
- 新規設置にかかる費用はおよそ150,000円~
- 自然災害での破壊であれば火災保険適用で費用ゼロに
- 業者に依頼するときは実績のあるところを選ぶ
- 見積もりをすぐに出してくれ説明してくれる業者を選ぶ
カーポートの修理を考えている方は以上の点に注目して修理をおこなってください。
後悔のないように修理をするためにも事前に確認すべきことは確認し、知識を身につけておきましょう。