外構フェンスの役割や設置するメリットは? 今は種類も豊富!

家を造る際、外構フェンスの設置を検討されている方も多いでしょう。
外構フェンスは目隠しやプライバシーを保つ役割だけでなく、家をオシャレに彩ってもくれます。
また、塀に比べて素材の種類が豊富で、高さも自由に調節しやすいです。
そこで今回は、外構フェンスについて施工例を交えつつ、いろいろとご紹介していきましょう。
業者に施工を依頼する際の注意点などもご紹介しますので、これから外構フェンスを設置したいという方は必見ですよ。

1.外構フェンスの役割やメリットとは?

この項では。外構フェンスの役割やメリットを施工例を交えてご紹介します。
いったいどのような目的で外構フェンスは設置されるのでしょうか?

1-1.外構フェンスの役割とは

外構フェンスの役割は、大きく分けて

  • 目隠し
  • プライバシー保持と防犯効果
  • 装飾

の3つがあります。
外構フェンスの施工例もこの3つを目的にしたものが多いでしょう。
「外構フェンス 施工例」で検索すると素敵なデザインの画像がたくさんヒットします。

1-2.外構フェンスの特徴とは?

外構フェンスの役割は塀とよく似ています。
塀も目隠しや、プライバシーの保持、防犯目的で作られることが多いでしょう。
しかし、外構フェンスは塀に比べて、アルミ、スチール、樹脂など素材が豊富です。
また、目的に応じてメッシュや格子タイプ、さらに隙間のない目隠しタイプを選べるでしょう。
さらに隙間のない塀よりも、圧迫感を感じにくいというメリットもあります。
ですから、「敷地はそれほど広くないけれど、クローズ外構にしたい」という場合にもおすすめです。
このほかにも塀とフェンスを組み合わせることもできますから、センス次第でよりオシャレな外構になります。

1-3.外構フェンスのメリットとは?

外構フェンスは塀と比べて、安価で作ることができます。
また、お風呂の換気窓のように、外から見られたくない場所だけに作ることもできるのです。
さらに、前述したように塀に比べると素材やデザインが豊富で圧迫感も感じにくいでしょう。
「フェンスは隙間があるので防犯効果が低いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、隙間があっても一定の高さがあれば、不審者を足止めすることはできます。
塀と比べて防犯効果が低い、ということはありません。

2.外構フェンスを選ぶ際のポイントとは?

では、外構フェンスを選ぶ際はどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?
この項では、それをご紹介します。

2-1.外構フェンスを設置する目的を決める

外構フェンスは目的によって種類が決まります。
たとえば、目隠しに使いたいのならば隙間のないフェンスが必要です。
防犯やプライバシー保持のために使いたいのならば、隙間の細かい格子やメッシュタイプでもよいでしょう。
また、メッシュタイプのフェンスに植物を絡ませれば、簡単に垣根を作ることもできます。
さらに、家をオシャレに彩りたい場合は、装飾性の高いフェンスを塀と組み合わせてもよいですね。

2-2.手入れがしやすいかどうか

フェンスの素材はアルミ製、樹脂製、木製とさまざまです。
ですから、家が建っている場所の気候風土に合わせて手入れしやすいものを選びましょう。
たとえば、鉄製のフェンスは重量感もあり装飾性の高いものが多いですが、海の近くの家に設置するとあっという間に錆びてしまうかもしれません。
このあたりのことは施工業者と相談するとよいですね。

2-3.予算を決めてから選ぶ

外構フェンスは形状や素材が豊富な分、費用にも幅があります。
業者に依頼する場合は、フェンスの価格+施工料になりますので、十数万円~百万円ほどかかるケースが一般的でしょう。
もちろんフェンスを設置する箇所が多いほど費用は高くなります。
ですから、あらかじめ予算を決めておいてからフェンスの種類を絞っていくと、予算オーバーにもなりにくいです。

3.フェンスはDIYで設置できるのか?

インターネットを検索すると、DIYでフェンスを設置する方法を解説するページがたくさんヒットします。
また、ホームセンターでもフェンスが販売されているでしょう。
結論から申し上げると、DIYでも外構フェンスを設置することはできます。
しかし、

  • 防犯効果やプライバシー効果がある
  • 地震などが来ても倒れない安全性がある
  • 長い間設置してあっても劣化が少ない

などを求めるなら、やはりプロに施工を頼んだほうが良いでしょう。
今はDIY人口が増加しているので、「フェンスの設置くらい」と思う方もいるかもしれません。
しかし、外構は家の顔でもあります。
10万円程度の差額ならば、プロに頼んで見栄えの良いものを作ってもらったほうが満足できるでしょう。

4.業者を選ぶ際の注意点とは?

外構工事を請け負ってくれる業者はたくさんいます。
しかし、外構工事の種類はたくさんあるのです。
ですから業者によって得意不得意があるでしょう。
フェンスの設置工事を頼みたい場合は、それが得意な業者を選ぶことが大切です。
今はホームページを開設している業者も少なくありません。
そこに施工例を載せてある業者も多いです。
素敵なフェンスの施工例がたくさん載っている業者を選ぶと、失敗が少ないでしょう。
また、家を建てる業者と外構工事をする業者は別々の所がほとんどです。
ですから、外構フェンス工事が不得意な業者を住宅メーカーから斡旋された場合は、自分で改めて業者を探して依頼したほうが良いでしょう。
外構工事は家の建築が終わってから取り掛かるのが一般的ですから、家を建築している間に打ち合わせを重ねてください。
前述したように、予算を決めておいてからフェンスの種類を絞って行くと予算オーバーを防げます。
高いフェンスほど持ちが良いとも限りませんので、目的に合ったフェンスを設置することが大切です。
また、デザインの希望がある場合は、「このようなフェンスを作りたいのだけれど」と見積もりを出してもらいましょう。
優良な施工業者ならば、依頼主の注文を聞きつつ予算オーバーしないように最大限努力をしてくれるはずです。

5.おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は外構フェンスの役割や設置するメリットをご紹介しました。
まとめると

  • 外構フェンスは塀に比べて開放感があり、価格が安い
  • 防犯、プライバシー保持、目隠しといろいろな目的でつけることができる
  • 施工は業者に依頼したほうが、安全性も高く見栄えが良いものができる
  • 外構フェンス工事が得意な業者に依頼すると失敗が少ない

ということです。
外構フェンスというと、一昔前はアルミ製の格子状のものがほとんどでしたが、今は種類も素材も何倍にもなっています。
しかしその反面、目的や予算を決めておかないと目移りしてしまうでしょう。
フェンスはどんな外構にも設置しやすいですから、ちょっと住宅街を歩いただけでいろいろなデザインのものが見られます。
それらを参考にしつつ、自宅にあったものを選んでください。
ただし、形状によっては設置場所を選ぶものもあります。
たとえば、先端がとがっているフェンスは防犯効果は高いですが、子どもが多い住宅街では事故につながる可能性もあるでしょう。
そのようなことも考えて、フェンスを選んでください。