【解決!】車庫のシャッターが重い原因は? 動きをスムーズにする方法をご紹介
車庫のシャッターが重くなると使いづらくなります。開け閉めするのが面倒、毎日車庫を使うのが大変と感じるのも時間の問題です。
そこで、シャッターが重くなる原因やシャッターの動きをスムーズにする方法、シャッターのメンテナンスについて詳しく説明します。シャッターが重い…と感じている人は、ぜひ参考にしてください。
1.シャッターが重くなる原因
普段から車庫・ガレージの調整をする人は少ないでしょう。しかし、定期的にメンテナンスをしなければ使いづらくなってしまいます。特に、多い不具合がシャッターが重たくなるというものです。では、シャッターが重い原因は一体何なのでしょうか。
1‐1.“スラット”と“レール”の潤滑(じゅんかつ)不足
シャッターが重くなる原因は、主に“スラット”と“レール”の潤滑(じゅんかつ)不足です。導入したばかりのころはスムーズにシャッターのあけしめができたでしょう。しかし、開閉回数が増えるほどキーキー音がする、重たくなるなど不具合がでてきます。なぜなら、潤滑(じゅんかつ)しにくくなっているからです。
シャッターを開け閉めするとき、スラット(シャッターの板)とレール(ガイドレール)が直接こすれ合っています。よって、開閉しにくく重たく感じてしまうのです。重いシャッターを解消するには、スラットとレールが潤滑しやすいように対処しなければなりません。
1‐2.手動シャッターは“バネ”の不具合が原因
最近は自動のシャッターもでてきましたが、基本は手動シャッターです。手動の場合、自分であけしめしなければなりません。シャッターが重たくなってくると女性でもあけしめが大変になります。
手動シャッターの場合、主に考えられる原因は“バネ”の不具合でしょう。基本、バネの補助があるおかげでシャッターのあけしめがスムーズにいきます。しかし、両端についているバネの片方がはずれていると重たくなってしまうのです。
また、バネがゆるんでいる場合も重くなります。極端にシャッターが重くなっている場合は、バネがはずれている可能性が高いです。自分で確認できない場合は業者に依頼してください。
1‐3.スプリングの寿命
シャッターが重くなる原因は、バネの不具合だけではありません。バネが錆(さ)びる、劣化すると寿命が近くなっているあかしになります。バネの片方がはずれている場合はつけ直すことができますが、丸ごと交換しなければならない場合もあるでしょう。
スプリングの寿命は必ずやってきます。長年シャッターを使っている人はスプリングの寿命が関係している可能性が高いです。もちろん、増ししめも可能ですが、新品に交換したほうが安心できます。スプリングの寿命を放置すると、スプリングが切れてしまうので注意してください。できるだけ早めにスプリングの交換をしなければなりません。
2.シャッターの動きをスムーズにする方法
2‐1.シャッターの潤滑をよくする
重いシャッターをスムーズに動かすには潤滑をよくしなければなりません。一般的に、潤滑をよくするために“注油”をします。
注油とは名前のとおり、油を注入することです。油によってすべりにくくなっている部分をすべりやすくします。しかし、注油をしても変わらない場合もあるでしょう。注油でも解消できない場合は、“シリコンスプレー”を使ってください。
シリコンスプレーを使う前に、まず、シャッターのガイドレールにたまっているゴミを取りのぞきましょう。雑巾などである程度キレイにしたらシリコンスプレーをふきかけてください。
ふきかけるときはシャッターをしめた状態が好ましいです。しめたほうがガイドレールはもちろん、スラットにもスプレーの効果が期待できます。そして、最後にシャッターを数回あけしめしてください。まずは、業者に依頼する前にシリコンスプレーで試してみましょう。
2‐2.なかなか解消できない場合は業者に依頼する
シャッターの設置後4年ほどであれば、スプリングの調整で解消できます。しかし、4年以上経過している場合はスプリングの巻きしめなどの調整では解消できません。重いシャッターの修理費用が高くなるため、丸ごと車庫・ガレージをリフォームしたほうがお得になります。
すべてが当てはまるとは限りませんので、まずは業者やメーカーに点検してもらってください。現在のシャッターの状態によって解決策が異なります。点検をしてもらったうえで最適な対処法を選択しましょう。
できるだけ費用を抑えようと自分たちで対処する人はいます。けれども、自分でするより業者に依頼したほうがスムーズにいく場合が多いです。自分で解決できない場合は業者に依頼することをおすすめします。
3.シャッターのメンテナンス法
3‐1.自分でできるシャッターのメンテナンス
シャッターのメンテナンスはとても大切です。事故防止や機能の働きを保つことができます。
これから、自分でできるシャッターのメンテナンス法について説明しましょう。主なメンテナンス方法は、定期的な“注油”です。左右にあるガイドレールに注油してください。
また、スラットがこすれた部分やガイドレールの間にも注油しましょう。定期的に注油することで潤滑(じゅんかつ)具合を保ち続けることができます。簡単にできる方法としては、市販のオイルスプレーがおすすめです。
オイルスプレーをふきかけるだけで注油ができます。注油しにくいチューリップの部分にもふきかけることができるでしょう。また、自分の目でシャッターの状態を確認することも大切です。シャッターの部品が錆(さ)びていないかどうか確認してみましょう。
3‐2.業者に依頼したほうが良い場合
自分で注油をしてもシャッターが重い、スラットの底が錆(さ)びている、ボルトやネジがはずれている場合は業者に依頼してください。自分たちで対処したら大事故につながる恐れがあります。後悔しないためにもプロの人に任せたほうが安心です。
また、自分でできるメンテナンスをしながら業者による点検もしていきましょう。業者のメンテナンスや点検は、一般人ができないところまで確認してくれます。作動確認からスラットのずれ、チェーン、ヒューズ、ブレーキなどさまざまな部品を修理・調整してくれるでしょう。
業者にリフォームを依頼する際は、アフターサービスをしている業者を選んでください。アフターサービスがあれば、施工後トラブルが起きても安心です。自分にとって安心できる業者に依頼しましょう。
車庫のシャッターが重い原因まとめ
シャッターが重くなる原因や動きをスムーズにする方法、シャッターのメンテナンス法について説明しました。いかがでしたでしょうか。重たいままのシャッターは使いづらく、事故につながる恐れがあります。毎日安心してあけしめするためにも、できるだけ早めに対処することが大切です。自分で対処できる状態かどうか確認したうえで対応してください。
もし、自分でするのが難しい場合は業者・メーカーに依頼しましょう。特に、ネジがはずれている、スプリングの寿命やバネの不具合は業者に依頼したほうが安心です。そして、定期的にメンテナンス・点検をしてください。使いやすいシャッターを保つにはメンテナンス・点検が何よりも大切なポイントになります。