カーポート新設時に悩むサイドパネル。その効果とは?
カーポートに取り付けるサイドパネルにはさまざまな効果があり、設置される方が増えています。天井を作るように覆うだけのものもあれば、雨に対応した壁代わりになるタイプまで。
カーポートのサイドパネルについてご紹介します。
1.サイドパネルの効果
カーポートのサイドパネル設置時には、どの程度の範囲まで必要か悩む方もいらっしゃることでしょう。サイドパネルにはさまざまな効果があり、多機能な使い道があります。
1-1.目隠し対策
自宅の駐車場が、お隣のリビングや玄関に隣接している人は、ご近所の視線を意識して取り付けることがあるようです。車の乗り降りのたびに顔を合わせるのは、少し気になりますよね。
目線の高さ以上にサイドパネルを設置すれば、そうした視線を遮ることができ、目隠し対策になるでしょう。
透けるポリカーボネート素材でできているサイドパネルですが、1枚あるだけで人の心理に大きく影響してくれるものです。また、自分だけではなく、相手から見てもサイドパネルを通した動きは目につきにくくなります。
1-2.雨よけ
サイドパネルが最も機能するのは、雨よけとしての効果です。雨にはごみやほこりが含まれていて、車にかなり汚れが付着します。足元が雨で濡(ぬ)れてしまうのが気になる方は、大きめのサイドパネルを設置してみましょう。
雨の中、大きな荷物を慌てて下ろす苦労が緩和されます。中には、霜よけにも効果があると感じている方もいるようです。
雹(ひょう)や霰(あられ)が降ってきた場合でも、サイドパネルが車のガラスを保護してくれて、傷やヒビが入らずに済んだという事例があります。
1-3.遮熱・紫外線対策
真夏の車内は、想像を絶する高温に達します。エンジンをかけて窓を全開にしたままクーラーをつけても、なかなか冷えないほど。時にはハンドルまで触れないほど高温な場合もあります。
サイドパネルの中には、遮熱効果を持っているタイプがあり、何も設置しない場合に比べて、車内の温度上昇をかなり抑えることができるでしょう。
また、サイドパネルに使われることが多いポリカーボネート素材には、紫外線をカットする効果があり、車の塗装が褪色(たいしょく)してしまうのを防ぐといわれています。
2.防風ネットとの比較
カーポートを新設する場合に、サイドパネルと防風ネットを比較することが多いようです。防風ネットは、ホームセンターなどで入手できる気軽な品で、コストが抑えらえるメリットはあります。
それぞれの特徴をご紹介しましょう。
2-1.防風ネットの特徴
前述のとおり、防風ネットはホームセンターなどで入手可能な、農園でも使用されているものです。網目の細かさにより、小さなごみやほこりだけではなく、虫からも車を守ってくれます。
ただし、基本的には網なので、雨は通り抜けてしまうがデメリットです。しっかり固定しておかないと、ずれたり外れたりすることもあります。サイドパネルを取り付ける支柱に固定して、防風ネットから試してみるという方もいるようです。
2-2.サイドパネルの特徴
サイドパネルにさまざまな効果があることはご説明しましたが、防風ネットより頑丈なのはサイドパネルです。雨や風に強く、車を保護する効果を持っていますので、こちらを選ぶ人が多くいます。
設置する場合に気をつけたいのは、土地の気象条件や設置する方向です。大雪や台風の多い場所では、支柱を四方に設置して強度を増すようにするといいでしょう。強い風のせいで、折れたり飛んでいったりしたという事例もありますので、適度な風抜きができる方向を考慮してください。
3.まとめ
カーポートを設置される方が悩むサイドパネルについてご紹介しましたが、いかがでしたか?
- サイドパネルの効果
- 防風ネットとの比較
さまざまな効果を持つサイドパネルは、強度でも防風ネットを上回るようです。ただし、設置する場合には土地の気象条件や設置する方向などに配慮するように気をつけましょう。