冬でもガーデニングを楽しみたい人のために!寒さに強い花とは?

冬が近づき、庭の花たちも元気をなくしてくるころでしょう。
何となく寂しい気持ちも分かりますが、冬場に楽しめるガーデニングもあるのです。
寒い季節にしかできないガーデニングのコツを知ってください。
夏とは一味違った花壇を楽しむことができるはずですよ。

そんな人たちのために、冬場にガーデニングを行うコツや寒さに強い花選びのポイントをまとめてみたいと思います。

1.冬場に行うガーデニングのコツ

冬場にガーデニングを行う場合、春や夏と違ったコツを知っておく必要があります。
冬場のガーデニングに成功するために、ぜひ知っておいてください。

1-1.冬のために土作りを行う

冬の間もガーデニングを楽しむために、土作りをしましょう。
まずは下準備です。
花が咲き終わった一年草は、抜き取って処分してください。
宿根草は室内に移動しますが、室内に害虫を入れないように注意が必要です。
鉢に付いた土や葉を落とし、きれいに拭きましょう。
球根が残っている場合は、掘りあげて保存しておいてください。
保存方法は植物によって異なります。
グラジオラスやチューリップ、ヒヤシンスなどは乾燥貯蔵、ダリアやアマリリス、ユリなどは湿潤貯蔵です。
次に、土作りの開始になります。
花壇の場合は「寒ざらし」をしましょう。
花壇の土を30cmほど掘り返し、寒気に当ててください。
そうすることで、害虫の卵や幼虫を退治できると同時に、土の通気がよくなります。
冬の間は月1回程度、寒ざらしを行うようにしましょう。
2月下旬ごろには土に堆肥を混ぜ込み、春に向けて準備を始めます。
鉢植えやコンテナの場合は、中の土をすべて出し、根や枯れ葉を取り除いてください。
残った土をふるいにかけて雑草類も取り除きます。
次に、土をフキンの上にあけ、水をかけて寒さに当てましょう。
月に1回程度、上下を入れ替えると効果があります。

1-2.水やりについて

寒い時期の水やりには注意が必要です。
気温が下がる夕方以降には避けた方がよいでしょう。
また、葉に水がかかると水滴で傷んでしまう可能性があります。
ジョウロの先をはずし、直接土にかかるように水やりをしてください。
回数は夏場の半分以下で問題ありません。

1-3.多肉植物の越冬について

多肉植物の場合、種類によっては屋外での越冬も可能です。
できれば室内での管理がおすすめでしょう。
屋外の場合はしっかりと日光に当ててあげてください。
夜間は霜や雪が当たらないように、発泡スチロールやダンボールをかぶせてあげましょう。
寒さに耐えるためには、水やりの回数を減らすことが大切です。

2.寒さに強い花選びのポイント

冬場のガーデニングを楽しむためには、寒さに強い花を選ぶ必要があります。
寒さに強い花選びのポイントをご紹介しましょう。

2-1.開花期の長い花を選ぶ

せっかく育てるのですから、開花期の長いものを選びたいですよね。
すぐに花がしぼんでしまっては長く楽しむことができません。
冬の花を選ぶ際には、秋から春まで咲いてくれるかどうかをポイントにしましょう。
寒い時期に花が咲いているとうれしくなりますよね。

2-2.明るいカラーのもの

冬は暗く寂しいイメージが強いでしょう。
そんな冬も楽しく過ごすために、明るいカラーの花を選ぶようにしてください。
ピンクや赤、白、オレンジ、黄色など、何種類かの花をチョイスして一緒に植えてあげましょう。

2-3.気温差に強い花

冬になると一気に気温が下がります。
朝晩と昼間の気温差が激しくなるでしょう。
そんな気温差にも強い花を選ぶことをおすすめします。
もちろん気温だけでなく、雪が降ることも考えてください。

2-4.苗選びのポイント

冬のガーデニングに成功する1番のポイントが、苗選びです。
よい苗は、葉の数が多く下葉まで付いたもの。
また、葉の色つやがよく下葉が黄ばんでいないものを選ぶようにしましょう。
大きな苗より、小さめで茎が太いものがおすすめです。
根がしっかりと張ったものを選んでください。
葉の裏にハダニやアブラムシなどがいないかよく確認しましょう。

3.冬場のガーデニングにおすすめの花

最後に、冬場のガーデニングにおすすめの花をいくつかご紹介します。

3-1.アリッサム

開花時期は10~6月と長めです。
「長い間楽しめる花」として、冬場のガーデニングでも人気が高くなっています。
草丈はあまり高くならず、横に這(は)うように広がっていくのが特徴。
「スイートアリッサム」とも呼ばれ、甘い香りがします。
プランターや吊(つ)り鉢、バスケットなど、容器を選ばないため寄せ植えにもぴったりでしょう。
最盛期である2~6月には、こぼれんばかりの花が咲きます。

3-2.ガーデンシクラメン

ガーデンシクラメンは、ガーデニングブームに合わせて開発したシクラメンの苗です。
小ぶりの花が美しく育ちます。
寒さに強く育てやすいのが特徴で、花が少なくて寂しい時期もずっと花を咲かせるでしょう。
多少の雪にも耐えることができます。

3-3.カランコエ

カランコエもの開花時期は10~6月。
長い間楽しめる花でありながら、乾燥にも強く育てやすくなっています。
サボテンと同じ多肉植物の仲間ですが、色鮮やかで小さな花を咲かすのが特徴です。
季節を問わず手に入れることができるため、冬場のガーデニングに大変おすすめ。
特に、秋~春は花の育てやすい時期です。

3-4.パンジー・ビオラ

パンジー・ビオラはスミレ科の一年草です。
秋から春にかけて庭を鮮やかに彩ってくれるでしょう。
特徴は、開花時期の長さと豊富なカラー。
病害虫にも強いため、ガーデニング初心者にもおすすめの花となっています。

4.まとめ

冬場のガーデニングにかんする情報をご紹介しました。

  • 冬場に行うガーデニングのコツ
  • 寒さに強い花選びのポイント
  • 冬場のガーデニングにおすすめの花

「冬場にガーデニングを行うコツを知りたい」「寒さに強い花とは?」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。