ぬいぐるみの洗濯ならお任せ! 正しいクリーニング方法を解説!
「ぬいぐるみを洗いたいけど方法が分からない」「大切なぬいぐるみだから洗濯で失敗したくない」とお悩みではないでしょうか。大切なぬいぐるみをキレイにしたくても、洗濯機を使っていいのか・洗濯機で洗えない場合はどうすればいいのかなど、悩みは尽きませんよね。自己判断で洗ってしまい台無しにするのは避けたいところです。そこで、今回は、ぬいぐるみの洗濯について詳しく解説しましょう。
- ぬいぐるみを洗濯する前に確認すること
- ぬいぐるみを洗濯機で洗う方法
- 洗濯機が使えない場合のぬいぐるみの洗い方
- ぬいぐるみをクリーニングに出す場合
- ぬいぐるみをキレイに保つコツは?
- ぬいぐるみの洗濯でよくある質問
この記事を読むことで、ぬいぐるみの洗濯について詳しく分かります。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。
1.ぬいぐるみを洗濯する前に確認すること
最初に、ぬいぐるみを洗濯する前に確認することを解説します。
1-1.洗濯表示を確認しよう
ぬいぐるみには、洗濯表示がついています。洗濯表示を確認して、「洗濯可能」「手洗い」と書いてあるものは洗濯可能です。「ドライクリーニング」とあるものは、専門業者に依頼してクリーニングしてもらいましょう。なお、洗濯表示がない(購入時にタグを切ってしまった)場合は、自己判断せずにメーカーに問い合わせる・専門業者に相談するなどしてください。
1-2.ぬいぐるみの大きさは?
ぬいぐるみの大きさも確認しましょう。洗濯可能なものであっても、洗濯機に入る大きさであるかどうかが重要です。大きなぬいぐるみは自宅の洗濯機では対応できないこともあります。そのときは、コインランドリーで洗う・手洗いする・専門業者に依頼するなどの方法で対応しましょう。
1-3.ぬいぐるみの洗濯やクリーニングの頻度は?
ぬいぐるみは、手や顔が触れることが多いため、すぐに汚れてしまいます。できるだけこまめに洗濯したいところですが、頻繁に行うとぬいぐるみを傷めてしまうのでやめましょう。洗濯やクリーニングは、1~2か月に1回程度が妥当です。ただし、小さな子どもが使うものでタオル素材などでできているものは、こまめに洗ってください。
1-4.ぬいぐるみは自分で洗うことができる?
自分でぬいぐるみを洗うことは可能です。ただし、洗濯表示の記載事項や洗い方に気をつけてください。洗濯不可と書いてあるものは、無理に洗わないようにしましょう。ぬいぐるみは、とてもデリケートなものです。乱暴に扱うと、素材を傷めたりパーツが取れたりするので注意しましょう。
2.ぬいぐるみを洗濯機で洗う方法
ぬいぐるみを洗濯機で洗う方法を、自宅・コインランドリーそれぞれで解説します。
2-1.ぬいぐるみを自宅の洗濯機で洗う方法
自宅の洗濯機で洗う手順と注意点は、以下をご覧ください。
<手順>
- ぬいぐるみのゴミやホコリをざっと払う
- ぬいぐるみを清潔なタオルで包み、洗濯ネットに入れる
- 洗濯槽に入れておしゃれ着用洗剤を投入し、「手洗いコース」などでやさしく洗う
- ごく短時間(数十秒程度)脱水する
- 洗濯が終わったらネットから取り出し、ぬいぐるみの形を整えて日かげに干す
- 完全に乾いたら取り込む
<注意点>
脱水のしすぎは型崩れの原因になるので気をつけましょう。干すときは、ネットなどを使って平干しすることをおすすめします。洗濯ばさみを直接使ってつるすように干すのはやめましょう。ぬいぐるみは乾かすのに日数がかかるため、晴れが続く日を選ぶことも大切です。
2-2.ぬいぐるみをコインランドリーで洗う方法
コインランドリーでぬいぐるみを洗うときは、以下の手順と注意点を参考にしてください。
<手順>
- ぬいぐるみを、洗濯ネットに入れる
- コインランドリーの洗濯槽に投入する
- 「手洗いコース」などで洗う
- 洗濯が終わったら軽く脱水し、乾燥機能を短時間(数十秒程度)使って水気を飛ばす
- すべて終わったら取り出して形を整える
- 自宅で平干しをし完全に乾燥させる
<注意点>
コインランドリーは、大型のぬいぐるみも洗濯でき、乾燥機能も使えるので楽にお手入れができます。ただし、ごく短時間での洗濯・脱水・乾燥を心がけましょう。なお、大きすぎる洗濯機を選ぶと洗濯時の振動が増してぬいぐるみに負担がかかるので、ぬいぐるみの大きさに合った洗濯機で洗ってください。
3.洗濯機が使えない場合のぬいぐるみの洗い方
デリケートな素材でできているぬいぐるみは、洗濯機を使うことができません。ここでは、手洗いの方法を詳しく解説します。
3-1.水洗い可能なぬいぐるみの洗い方
洗濯表示を確認し、水洗い可能なことを確認できたら手洗いしてみましょう。手順と注意点は、以下のとおりです。
<手順>
- ぬいぐるみを洗うための容器(洗面器など)にぬるま湯(40℃程度まで)を入れる
- 容器におしゃれ着洗い用洗剤を入れてぬいぐるみを十分に浸す
- ぬいぐるみをゆっくりとやさしくもみ洗いする
- 汚れが落ちたらぬるま湯を交換し、洗剤成分が残らないよう十分にすすぐ
- 洗面器の中でやさしく脱水し、キレイなタオルに包んで押して水分を抜く
- 形を整え、風とおしのいい場所でしっかり乾燥させる
<注意点>
洗うときに強くもまないようにしましょう。素材が傷んだり破けたり、大きく型崩れしたりする可能性があります。脱水の際も、無理に水分を抜こうとせず、ゆっくりと押し出すようにしてタオルに移すといいでしょう。なお、天候によっては乾燥に数日以上かかることがあるため、カビなどに注意してください。
3-2.水洗いできないぬいぐるみの洗い方
デリケートな素材や色落ちが心配などの理由で水洗いできないぬいぐるみは、以下の手順・注意点を確認し、お手入れしてみてください。
<手順>
- おしゃれ着用洗剤を水に溶かし、キレイな布やタオルを浸して固く絞る
- 気になる部分を軽くたたくようにして汚れを取る
- 汚れが取れたら水ぶき・からぶきで仕上げる
<注意点>
色落ちが心配なものは、目立たないところで試してから全体を洗ってください。または、スプレー式のぬいぐるみ用洗浄剤を試してみてもいいでしょう。ただし、素材によっては使えないものもあるため、使用説明書をきちんと読んでからにしてください。
4.ぬいぐるみをクリーニングに出す場合
洗濯表示が「ドライクリーニング」・大切なぬいぐるみなので失敗したくない場合は、専門業者にクリーニングを依頼しましょう。依頼する手順や注意点を解説します。
4-1.ぬいぐるみをクリーニングに出す手順
ぬいぐるみをクリーニングに出す手順は、以下を参考にしてください。
- ぬいぐるみのクリーニングで定評のある業者を探す
- 業者の店頭にぬいぐるみを持ち込んで相談する
- 納期や費用の提示に納得できたら正式に依頼する
- ぬいぐるみのクリーニングが仕上がったら引き取る
なお、業者によってはぬいぐるみを宅配便で送付できるところもあります。忙しくて店頭に持ち込む時間ないときや手間を省きたいときに活用するといいでしょう。
4-2.ぬいぐるみをクリーニングに出すときの注意点
ぬいぐるみをクリーニングに出すときは、以下の点に注意しましょう。
- 特に気になる汚れはスタッフに説明しておく
- 料金や仕上がり予定日を確認する
- 技術力の高い業者に依頼する
- 万が一業者が破損した場合の補償内容を確認しておく
5.ぬいぐるみをキレイに保つコツは?
普段から気をつけることで、ぬいぐるみをキレイに保つことができます。主な方法をご紹介するので参考にしてください。
5-1.汚い手で触れない
ぬいぐるみは、汚い手で触れないようにしましょう。ぬいぐるみは布や毛などでできているため、皮脂や手あか・汗などがつきやすいものです。一見キレイに見えていても、手には汚れが多く付着しています。ぬいぐるみに触れる前に手を洗うことで、キレイな状態を保つことができるでしょう。
5-2.こまめにホコリを払う
ぬいぐるみには、ホコリが降り積もります。ホコリは、湿気を含んでぬいぐるみに付着し汚れの原因となるのです。普段からこまめにホコリを払うように気をつけてください。また、部屋の換気をきちんと行う・掃除をすることで、キレイな空気を維持することも大切です。
5-3.部屋の除湿対策をする
部屋の除湿対策も行いましょう。特に雨が多い季節は気をつけてください。湿気が多い部屋では、ぬいぐるみが湿気を吸い取り汚れが付着しやすくなるだけでなく、カビが発生する心配もあります。風とおしをよくする・エアコンの除湿機能を使うなどで対策してください。
6.ぬいぐるみの洗濯でよくある質問
最後に、ぬいぐるみの洗濯でよくある質問に回答します。いずれも役立つので目をとおしておいてください。
Q.どんなぬいぐるみが洗濯できないのですか?
A.たとえば、以下のようなものはクリーニング対応となります。
- 革素材
- ウール素材
- ポリエステルやパイプビーズ以外の中綿素材
- 内部に音声機械やタイマーが仕込まれている
- 接着剤を使用している
- 装飾品(ボタン・ビーズ・スパンコール)がついている
- アンティークもの
Q.ぬいぐるみを洗濯したら型崩れしてしまったのですが?
A.洗い方や干し方によっては、もともとの風合いを損ねてしまうことがあります。次回からは、やさしく手洗いし・形を整えてから干してみてください。なお、型崩れさせたくないぬいぐるみは、プロの業者にクリーニングを依頼したほうが安心です。
Q.ぬいぐるみをクリーニングに出したら色落ちしてしまった場合は?
A.まずは、業者に色落ちの現状を伝えましょう。事前に説明がなければ、補償対象である可能性があります。なお、汚れによって色濃くくすんで見えていたものがキレイになっただけのこともあるため、よく確認してください。
Q.長年放置していたぬいぐるみも洗濯でキレイになりますか?
A.ある程度はキレイになるでしょう。ただし、経年変化で素材自体が色あせてしまったり劣化してしまったりしていると、完全には元どおりになりません。また、汚れが固まっている・奥に入り込んでいると、自分で洗うのは難しいものです。クリーニング業者に相談することをおすすめします。
Q.ぬいぐるみのクリーニング代はいくらぐらい?
A.以下を目安にしてください。いずれも縦・横・奥行でもっとも長い部分が基準になります。
- 10cmまで :540 円~
- 20cmまで:1,080 円~
- 30cmまで: 1,620 円~
- 40cmまで: 2,160 円~
- 50cmまで: 2,700 円~
なお、50cm以上の大型のものや特殊な素材を使用しているもの・汚れが特にひどいものなどは、オプション費用がかかることがあります。詳しくは、業者に確認してください。
まとめ
今回は、ぬいぐるみの洗濯について詳しく解説しました。汚れてしまったぬいぐるみでも、適切な方法で洗濯すればキレイになります。ただし、洗濯不可なものもあるので、洗濯表示を確認してからにしましょう。なお、業者によるクリーニングが必要なものもあります。自己判断で洗濯をすると取り返しがつかなくなることもあるのでやめましょう。大切なぬいぐるみをいつまでも美しく保つためにも、正しい洗濯方法でお手入れしてください。