【必見】庭木処分でお困りの方に!「庭木を処分する3つの方法」とは?

「自宅の庭木が大きくなりすぎて手に負えない」「中古物件を購入したら大きな庭木が生えていて邪魔なので切ってしまいたい」そうした「庭木の処分」にお悩みの方も多いかと思います。今回はそんな方のために「庭木の処分方法」を簡単にご紹介しましょう。

1.庭木を処分する3つの方法

庭木を処分する方法は、大きく分けて3種類あります。一言に庭木といっても実際にはサイズも種類も異なるため、適した処分方法はさまざま。自分の場合にはどんな処分方法があうのか詳しく見ていきましょう。

1-1.燃えるゴミとして出す

庭木は「木」つまり、燃えるゴミの一種です。通常の家庭から出るゴミと同じように、自治体が指定する袋に収まるサイズなら燃えるゴミとして出すことができます。さほど大きくない庭木であれば細かく切断することでゴミ袋に収めることが可能です。

庭木を寸断するのには、のこぎりやチェーンソーを使います。のこぎりで小さな庭木をカットする場合、大きな問題はありません。しかし、チェーンソーで大きな木を切る場合は注意が必要です。チェーンソーは素人には扱いが難しい危険な機械。安全性を考慮して、大きな庭木を処分する際は別の方法を考えたほうがいいでしょう。

1-2.清掃工場に持ち込む

清掃工場は、地域のゴミを処理してくれる施設です。「クリーンセンター」「ゴミ処理場」など、地域によって別の呼び方をされていることも。この清掃工場に庭木を持ち込み、処分してもらうという方法もあります。

この方法のメリットは、庭木を細かく寸断する必要がないということです。トラックを持っている人や、処分する庭木のサイズが大きい人に向いている方法だといえるでしょう。ただし、処分する庭木は自分で清掃工場まで持ち込まなければなりません。切った庭木を車に載せるのもちょっとした重労働。ある程度の人数が手助けしてくれないと難しいといえるでしょう。

1-3.処分業者に依頼する

処分の難しい大きな庭木や、小さな庭木が何本もあり処分に手間取る場合、業者に依頼するという方法があります。庭木処分を請け負ってくれるのは、主に廃品回収業者や造園業者。プロですから大きな庭木を処分する方法も心得ています。

しかし、他人に依頼するわけですから当然費用は必要です。とにかく本数が多く手の掛かりそうな場合や、緊急の場合に役立つ方法だといえます。

2.庭木処分の費用の相場は?

庭木を自分で処分する場合、道具の購入費を別にすればほとんどコストはかかりません。しかし、業者に依頼する場合は当然代金の支払いが必要。いったいいくらくらいかかってしまうのか事前に知っておきましょう。

2-1.処分費用は庭木の高さや難易度によって異なる

庭木処分の費用は、処分する庭木の高さや作業の難易度によって変わります。また、費用の計算方法が業者によって異なるため、事前によく確認しなくてはいけません。

処分業者が使っている計算式のひとつを例として紹介しましょう。

「処分する木の高さ」×「難易度係数」×「基本料金」

難易度係数は「作業の難しさ」を、「基本料金」は「作業員の人件費」を表しています。つまり、作業が難しいほど、必要な作業員が多いほど価格が高くなってしまうということです。

1m以下の小さな庭木処分であれば5000円~1万円、1m以上の太い庭木の処分では数万円のコストがかかると考えておいたほうがいいでしょう。

2-2.伐採時のおはらいは必須か?

日本には「古木には霊が宿る」という概念が長い間伝わっているため、庭木を切ることにためらいを覚える方も少なくありません。「古い庭木を切って、たたりにあったらどうしよう」と心配な方もいるかと思います。

そんな方は、庭木を処分する前に神社におはらいを依頼してみてはいかがでしょうか。おはらいの費用相場は5000円程度。このおはらい費用も庭木の処分費用と考えることができます。

ちなみに、おはらいは自分で行うことも可能です。少しでも費用を抑えたい方はやり方を調べてチャレンジしてみましょう。

2-3.庭木を引き抜いての売却は困難

「庭木を切るのはかわいそう。引き抜いて誰かに売ることはできないか」と考える方もいると思います。しかし、実際には庭木を売却するのは極めて困難です。

市販されている庭木には、高い値段がつけられているものが少なくありません。しかし、この値段のほとんどは「育成にかかった人件費」や「入手するためにかかったコスト」つまり、木そのものにはほとんど価値がないというケースがほとんどなのです。

そのため、「庭木を引き抜いて買い取ってほしい」という依頼に応えてくれる業者はほとんどいません。ネットオークションなどを利用して、自分で買い取り相手を探すことは可能です。しかし、上述したような理由で「庭木が個人間で売られることはほとんどない」ため、探している人も少ないと考えられます。

3.伐採の前に庭木のメリットを再確認しておこう

覚悟を決めていよいよ伐採という前に、庭木の良さを再確認しておきましょう。ひとたび切った庭木は二度と元には戻りません。悔いが残らないよう、晴れやかな気持ちで処分に臨みましょう。

3-1.目隠しとしての役割を果たす

生け垣というものがあるように、庭の植物には「周囲との境目を目隠しする」という役割があります。庭木も「目隠し」になる植物のひとつ。小さな庭木が並んで立ち、庭の周りを囲っているような家では、庭木を処分することで家が周囲から丸見えになってしまうこともあります。

庭木が家の目隠しになっている場合は、あとになって後悔しないように事前に新しい目隠しをどうするか考えておいたほうが無難です。ブロック塀を用意する、板で周囲を囲うといった方法をとりましょう。

3-2.風や日差しを防いでくれる

家の周りにそびえる大きな庭木は、台風などによる強風の際、風が直接家に吹き付けるのを防いでくれます。風が庭木に当たることで衝撃が和らげられ、建物が保護されるのです。

庭木が防いでくれるのは風だけではありません。真夏の照りつける日差しは、庭木の葉っぱに遮られることで心地よい木漏れ日になります。庭木には日よけとしての役割もあるのです。「庭木を処分したら思いのほか日差しが強くなって困った」ということにならないために、別の日よけ方法を検討しておいたほうがいいでしょう。

3-3.四季折々の変化が楽しめる

庭木の最大にして主要なメリットは、四季折々の変化を楽しむことができる点。春には青々とした若葉が生い茂り、やがて花が咲きます。庭木はその美しい姿で我々を魅了するばかりではありません。秋になれば実を収穫して味わうことも可能です。

自宅にいながら季節の変化を間近に感じることができるというメリットは、庭木を処分してしまえば得られなくなってしまいます。ひとたび切った庭木は二度と元には戻りません。覚悟して処分に臨みましょう。

まとめ

今回は庭木の処分を考えている方のために、庭木の処分方法についてご紹介してきました。最後に全体の流れを振り返ってみましょう。

  1. 庭木を処分する3つの方法
  2. 庭木処分の費用の相場は?
  3. 伐採の前に庭木のメリットを再確認しておこう

庭木の状態を整えることは、住まいの外観を整えることです。庭木をきれいに整えていれば自分たちの暮らしやすさばかりでなく、我が家の周りを通る人たちから見た家の印象も変わります。庭木を美しく整え、美しい住まいを手に入れましょう。