外壁塗装で知っておきたい基礎知識~色選びのコツや注意点について~

定期的に塗り替えをしていかなければならないのが「外壁塗装」です。
「そろそろ外壁塗装をしなければ…」と考えている人も多いでしょう。
しかし、外壁塗装は悩んでしまうことがたくさんあります。
中でも悩んでしまがちなのが「色」です。
そとから見える大切な部分だからこそ、外壁の色には気をつけておかなければなりません。
色選びの基礎知識やポイント、汚れが目立たない色、業者に依頼する際の注意点について説明します。
外壁塗装を考えている人はぜひチェックしてくださいね。

1.色選びの基礎知識・ポイント

外壁塗装の色選びに失敗する人が増えています。
簡単に塗り替えることができない外壁だからこそ、1度で満足いくものにしたいですよね。
満足いく外壁にするためにも、事前に基礎知識やポイントを把握しておきましょう。

1‐1.外壁塗装の「面積」に要注意

色選びに失敗している人は「サンプル」ばかり見ている傾向があります。
外壁塗装の色を選ぶとき、最初に業者から提示してもらったサンプルを確認するでしょう。
いろいろな色のサンプルを見ながらどれが良いのか悩むものです。
しかし、サンプルで決めると失敗してしまいます。
なぜなら、サンプルと外壁の「面積」が異なるからです。
サンプルは小さなサイズで確認します。
けれども、外壁塗装をする面積はとても幅広いです。幅広いのでサンプルで見た色とはまったく違う色になります。
面積が広くなると「明るさ」「鮮やかさ」「色合い」の3つが変わるでしょう。
広い面積ほど明るくなる、鮮やかになる、色合いが強くなるのです。

1‐2.色選びは「屋外」でする

外壁塗装の色選びは「屋外」がおすすめです。
屋内で色選びをすると、蛍光灯の明るさが混ざってしまいます。
蛍光灯の下で見る色と太陽光の下で見る色はまったく異なるので要注意です。
外壁は屋外にあるものだと忘れないでくださいね。
失敗しないためにも屋外で色を確認しておかなければなりません。
できるだけ、業者に頼んで実物を見せてもらいましょう。
サンプルはもちろん、実際に外壁塗装をした様子を確認することが最も安全です。
サンプルと色が違うところが大切なポイントになりますよ。
あくまで、自然の光に当てたときの色を確認しておきましょう。

1‐3.周囲の環境を考慮する

外壁塗装の色選びは「周囲の環境」も大きなポイントになります。
周囲の環境もきちんと考えて外壁を選ばなければ失敗してしまうでしょう。
ほかの住宅よりも個性的な色にしたい人は、原色に近い色を選ぶことがあります。
しかし、原色に近い色は緊張感・圧迫感のある雰囲気に仕上がってしまうのです。
周囲に植物がある場合は緑色に合った色を選ばなければなりません。
緑色よりも抑えた色にした方がなじみやすくなるのです。
また、周囲にある植物だけでなく3軒先の住宅もチェックしてください。
3軒先までの住宅はどのような外壁か確認しつつ、調和する色かどうか想像することが大切ですよ。
住宅街は街並みが美しくなるように配慮しなければなりません。
周囲の環境にも目を向けてみてください。

2.汚れが目立たない色とは

2‐1.黒・白の外壁は汚れやすい

外壁塗装の色選びでは、「できるだけ汚れのない外壁に」と考えますよね。
定期的にメンテナンスをしなければならない外壁ですが、長く美しさを保ち続けておきたいものです。
1番汚れやすい外壁といえば「白」になるでしょう。
車の排気ガスや空気中に入っているホコリなど、すぐに目立ってしまいます。
誤って傷がついても目立つのは間違いありません。
逆に「黒」は白よりも汚れにくいイメージはありますが、黒も白と同じく汚れが目立ちます。
最近はモダンでカッコ良い雰囲気になると「黒」の外壁を選ぶ人が増えてきました。
しかし、黒も白や茶系の汚れがついてしまうと目立ってしまうのです。
汚れが目立たない色にしたい人は、「白」と「黒」の外壁を避けてくださいね。

2‐2.落ちついた色を選ぶ

汚れが目立たない色は「落ちついた色」です。
先ほど説明したとおり、黒と白は汚れが目立つ色になります。
一方、鮮やかな色をしている外壁塗装も汚れやすいので注意してください。
鮮やかな色は汚れやすく、色あせが目立ってしまいます。
外壁は常に太陽光にあたっているため、色あせも考えなければなりません。
汚れが目立たない色は「色あせしにくい」点も入っているのです。
原色に近い鮮やかな色はすぐに色あせしてしまいます。
せっかく塗り替えをしても汚くなってしまっては意味がありません。
色あせしにくい色は「落ちついた色」です。
鮮やかな色よりも落ちついた色を外壁に選んでくださいね。

3.外壁塗装における注意点

3‐1.晴れている日に実物を確認する

外壁塗装で失敗した人はたくさんいます。
失敗しないためにも事前に注意点を把握しておきましょう。
外壁塗装の色選びでのコツは「晴れている日に実物を確認すること」です。
よくありがちな失敗が「実物を見るとイメージが違った」というケースになります。
実物とイメージの差を埋めるためにも、実物を実際に確認しておきましょう。
外壁塗装をする際、業者へ依頼することになります。
業者に依頼する前、実物を見せてもらえるかどうか尋ねてみてください。
優良業者であればほとんどが実際に外壁塗装をしたお宅を紹介してくれるでしょう。
屋外で実物を確認するときは「晴れた日」がおすすめです。
太陽が出ているときに確認してくださいね。

3‐2.外壁塗装の見積もりを確認する

外壁塗装を業者に依頼するとき、必ず「見積もり」を確認してくださいね。
業者によって見積もりが異なります。
業者の中には悪徳業者もいるので注意しなければなりません。
悪徳業者は見積もりを高く出してくる傾向があります。
相場を知っておかなければ当たり前の額だと思い込んでしまうでしょう。
悪徳業者に引っかからないためにも複数の見積もりを比較してください。
数社の業者から出た見積もりを比較することで、悪徳業者と優良業者を見わけることができますよ。
また、色選びのコツとして「アドバイスをくれるかどうか」も大きなポイントになるでしょう。
実績のある優良業者は今までたくさんの外壁塗装を施しています。
そのため、より適切な色のアドバイスをしてくれるのです。
依頼者の要望に応えつつ、満足のいく色はどれが良いのか一緒に考えてくれるでしょう。
外壁塗装の業者を選ぶ際は、見積もりや対応、アドバイスに注目してくださいね。

まとめ

色選びの基礎知識やポイント、汚れが目立たない色、外壁塗装における注意点について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
満足いく外壁塗装にするためには押さえておきたい知識ばかりです。
何の知識もないまま外壁塗装をしてしまうと失敗してしまいます。
めったに塗り替えをしない外壁だからこそ失敗したくはありませんよね。
色選びで困っている人はぜひ知識を身につけておきましょう。

  • 外壁塗装の「面積」に要注意
  • 色選びは「屋外」でする
  • 周囲の環境を考慮する
  • 黒や白の外壁は色が目立ちやすい
  • 落ちついた色を選ぶ
  • 晴れている日に実物を確認する
  • 外壁塗装の見積もりを確認する

以上のポイントは要チェックです。
業者と入念な打ち合わせをして外壁塗装をすすめていきましょう。
業者の対応やアドバイスの有無もチェックすることが大切ですよ。