掃除機買い替え前に必読! 失敗しない選び方やポイントまとめ
掃除機は、家庭の掃除には欠かせないものです。一家に1台は当然、もしかしたら2台持っているというご家庭もあるのではないでしょうか。しかし、そんな掃除機にも寿命が来ます。また、新製品がどんどん出ているため、買い替えたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、掃除機買い替えのポイント・選び方や、古い掃除機の処分方法についてご紹介します。
掃除機の買い替えのタイミングや、選び方を知りたいという方にはぴったりの内容になっています。ぜひ最後まで読んでみてください。
1.掃除機の買い替えのタイミングとは
まずは、掃除機の買い替えタイミング・寿命・修理についてご紹介します。
1-1.寿命や故障について
1-1-1.コードレス掃除機
コードレス掃除機の寿命は、バッテリーの寿命とイコールであるといえます。バッテリーの寿命は使用状況によりますが、約7年で買い替えるのが一般的です。
1-1-2.紙パック式掃除機・サイクロン掃除機
紙パック式掃除機・サイクロン掃除機の寿命は約10年といわれています。故障の要因としては、紙パックやフィルターが詰まったまま使用を続けるなどしてモーターが傷んでしまった、水を吸ってしまった、などがあるでしょう。
1-2.買い替えのタイミング
掃除機は8~9月に新製品が多く出る傾向にあります。そのため、7月あたりは型落ち品や、在庫処分品などをねらえるでしょう。年末年始など、セール時期もねらい目です。
1-3.修理はできるのか
メーカーによる掃除機の修理部品の保有期間は6年です。そのため、製造後6年以内の掃除機は、修理を依頼することができるでしょう。保証期間内なら、無料で修理依頼も可能です。ただし、使用年数や使用状況によっては、修理に出すよりも、新しい掃除機に買い替えたほうが、総合的にはお得になることもあるので、よく検討してみてください。
1-4.注意点
修理を依頼する場合は、購入年ではなく製造年でカウントするように注意してください。事前にメーカーに問い合わせて、型番を伝え、修理が可能かを確認するとより確実でしょう。
2.掃除機の買い替え・処分について
次に、掃除機の処分について、それぞれの方法やメリットデメリットなどをご紹介します。
2-1.家電リサイクル法について
掃除機は、家電リサイクル法の対象外です(対象:テレビ・冷蔵庫(冷凍庫)・エアコン・洗濯機(乾燥機))。そのため、掃除機を処分する際は、リサイクル券などを購入する必要がなく、小型家電や粗大ゴミとして、自治体処分に出すことができます。多くの自治体では、粗大ゴミとして費用を払って処分する必要があるので注意しましょう。
2-2.処分方法
この項では、掃除機の処分方法やそのメリットデメリットなどをご紹介します。
2-2-1.自治体による処分(粗大ゴミ)
掃除機を自治体処分に出す場合は、主に以下のような流れとなります。
- 市区町村のHPや電話で、粗大ゴミの申請を行う(回収日・料金をチェック)
- スーパーやコンビニなどで粗大ゴミ処理券を購入する
- 掃除機に券をはり、回収日になったら回収場所まで持って行く
掃除機の自治体での処分料金は500円くらいとしている自治体が多いようです。比較的安く処分できますが、回収場所まで自分で持って行かなければならない手間があります。
2-2-2.販売店・メーカー
家電量販店では、メーカー品の掃除機の回収を無料もしくは数百円の手数料で行っているところがあります。店舗で掃除機を購入する際は、古い掃除機を下取りしてもらえる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。こちらも、店舗などへ掃除機を持って行く手間がかかります。
2-2-3.リサイクルショップ
まだ使える掃除機は、リサイクルショップに売るという処分方法もあるでしょう。処分費用がかからないばかりか、掃除機をお金に換えることができます。ただし、状態や中古市場の状況によっては、掃除機を買ってもらえない場合があることも覚えておきましょう。
2-2-4.回収業者
掃除機を持ち運ぶのは面倒な方や、掃除機以外にも不用品がたくさんあるという方は、回収業者の利用もおすすめです。出張回収を依頼すれば、家にいながらにして掃除機をはじめとした不用品を処分することができます。出張費や手数料が発生するので、なるべくまとめて依頼したほうがよいでしょう。
3.掃除機の選び方
次に、掃除機を買い替える際の、選び方のポイントについてご紹介します。
3-1.掃除機の選び方のポイント
掃除機を選ぶ場合は、以下のようなポイントがあります。
- コードレスかコードありか
- 吸引力は必要か
- 静音性
- 排気がきれいか
- メンテナンスが面倒でないか
- 重量はどうか
家庭環境や、部屋の構造・床材などによって、掃除機に求めるスペックは変わってきます。
3-2.人気のある掃除機について
売れ筋の掃除機メーカーをいくつかご紹介します。
- ダイソン
- パナソニック
- シャープ
- iRobot(ルンバ)
ダイソンは、いわずとしれた電気機器メーカーです。デザイン性や吸引力に惹(ひ)かれて購入する方が多く、やや高額ですが圧倒的な人気があります。パナソニックやシャープなどの国産メーカーは、軽量化や排気のクリーンさが人気です。ルンバは、iRobot社による掃除機で、ロボット掃除機=ルンバというイメージを持っている方も多いでしょう。使用するためには、床を常に空けておく必要があるので、片付けのモチベーションとなることも多いようです。
3-3.注意点
どの掃除機にもメリットデメリットがあります。吸引力が人気のダイソンですが、日本は欧米と違い、土足で入室する文化がないため、そこまで吸引力がなくてもいい、という方もいらっしゃるでしょう。また、ルンバを購入したけれど、なかなか使う機会がなくなってしまった、ということにならないように、掃除機選びは十分注意しましょう。
4.掃除機の処分を回収業者に依頼する場合
この項では、掃除機の処分を回収業者に依頼する方法についてご紹介します。
4-1.業者の選び方のポイント
回収業者を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。
- 料金が分かりやすい・明確
- 無料相談・見積もりを行っている
- 出張回収を行っている
- 料金・サービス内容について、書面やデータでの提示がある
- 買取にも対応している
- 古物商許可などの資格がある
4-2.料金
回収業者による掃除機の回収費用は、約1,000~2,000円です。ただし、ここに別途出張費や手数料などがかかる場合があります。単品で依頼すると高くついてしまうので、パック料金などの利用も検討しましょう。パック料金とは積み放題のことで、カゴ車一つ1万円・トラック1台2万円というように、容量に応じて料金が決まっているサービスのことです。
4-3.回収方法
回収業者を利用する際の、主な流れは以下のとおりです。
- 無料相談・見積もりを依頼する
- 訪問日を決める
- 正式査定をする
- 回収費用を支払う
- 掃除機等不用品引き取り
4-4.注意点
悪質な回収業者によるトラブルが増えてきているので、注意しましょう。たとえば、最初に提示していた料金よりも高い額を請求された・回収した品が不法投棄されていた、などのトラブルがあります。上記でご紹介した業者選びのポイントを抑えてください。
5.よくある質問
掃除機の買い替えについて、よくある質問をまとめました。
Q.コードレス掃除機を買うべきか悩んでいます
A.室内の移動が多い場合や、カーペット類があまりなく吸引力が必要ない、といった場合はコードレス掃除機のほうがいいでしょう。コードレス掃除機のバッテリーの持ち時間は約20分なので、すばやく掃除機をかけられるかどうかもポイントになります。
Q.掃除機と家のチェックポイントは?
A.住宅環境や掃除機の利用状況をチェックすることは、掃除機選びに役立ちます。以下の内容もチェックしてみましょう。
- 家の構造(階段や・段差はあるか)
- 床の素材(カーペット・フローリング・畳・ラグなど)
- 掃除の頻度(週に何回掃除機をかけるか)
- 家の中で掃除機を持ち運ぶ必要があるか
- 使っていないときの掃除機の置き場所
Q.掃除機の音はどのように判断したらいいの?
A.音の大きさは、デシベル(dB)という単位によって計測することができます。掃除機メーカーのHPや店舗などで、掃除機の型番ごとのdBをチェックすることが可能です。掃除機の音は、特にマンションなど集合住宅に住んでいる方なら気になることでしょう。ぜひチェックしてみてください。
- 90dB:大声での歌唱・工場の中
- 80dB:地下鉄・電車内
- 70dB:電話のベル
- 60dB:騒がしい事務所の中・一般的な会話
- 50dB:一般的な事務所
- 40dB:図書館の中
ちなみに、ダイソン:60-70dB程度、シャープ:60dB前後、パナソニック:55-60dB程度となっております。
Q.悪質な不用品回収業者を見抜くには?
A.少しでも怪しいと思った業者は利用しないようにしましょう。また、以下のような業者の利用は控えてください。
- 無料廃品回収車(ほとんどが違法営業)
- 料金等についてやりとりが口頭だけ
- 資格・営業所など、身元がはっきりしない
- 依頼していないのに、訪問営業に来る
Q.掃除機の寿命を長持ちさせるには?
A.お手入れが大切です。紙パックやフィルターは詰まる前にこまめに交換しましょう。また、外して洗えるパーツも洗う曜日を決めて週1回か隔週で洗ってください。掃除機をきれいにしておけば、自然と部屋もきれいになるので一石二鳥です。
6.まとめ
掃除機の買い替えや処分方法についてご紹介しました。買い替えの際は、価格やブランドだけでなく、自宅の住宅環境や、掃除の状況などとの相性も検討してみてください。これらをしっかりとチェックして掃除機を選ぶことで、よりよいものに買い替えることができるでしょう。